箱根県営水道浄水場を見に行く
2014年全国に先駆けて水の民間包括委託を行っている神奈川県。(私たちの会派は議席を失っていました。)水事業を海外に売り込むことを目指すことを包み隠さずHPにも上げています。この文言です。『民間企業が国内、海外の水ビジネスに参加できるよう支援する「かながわ方式による公民連携」の確立を目指しており』うーむ。
議員が一人60万円近くの政務活動費を使ってベトナムに視察に行っていたのも、水ビジネス推進のためであり、それを我々が「県民の福祉増進に資さない」と批判して古参議員の逆鱗に触れ、共産党とは県民の福祉に対する考えが違いすぎるからと、その一件以来、委員会視察から排除…、いえ、共産党と、それ以外のグループという2グループ分けで実施することに決まっているわけです。
以上、わが会派と縁の浅からぬ箱根県営水道です。水の民営化は世界各地で破綻をきたし、水質や水道料金などの問題がでて再公営化の動きもある中で、明らかに神奈川県のこれはしっかり監視していかないと駄目な案件です。受託している会社のなかには世界的な水メジャーも含まれています。箱根のノウハウを海外に生かす?利潤最大化の過程で阻害されるものは?
新しく建設企業常任委員になった上野議員とともに、企業庁が所管する浄水場の現地現場を見ておこうと、箱根の水土野とイタリーの二つの浄水場を見学させていただきました。(イタリア人技師が設計したみたいなストーリーを考えていたら、板里という地名が語源だとか)
箱根には、水道に関して箱根町営水道と県営水道の2事業所がありあます。箱根町民へのアンケートは1回だけ行われたけれども2回目はまだ検討中とのことでした。案内してくださった平塚水道事業所の職員さんたちに課題はありますかとききましたが、黙って苦笑しておられました。アンケートに着目していきたいと思います。