大山奈々子
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大西大通り線 相模原の無理な道路計画 視察

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相模原市のリニア新駅に伴うまちづくりの中で、大西大通り線事業が持ち上がり、100戸を超える家が移転を余儀なくされている件を聞いていました。私はリニア中央新幹線には反対の立場ですが、街の発展の過程ではやむなく家を譲らないといけない局面もあるかもしれない、くらいの認識でいました。しかし、このたび県がこの道路計画の事業認可を下したことから住民の方から詳しい経過をお聞きすることになり、市が必要な説明を意図的に隠して進めてきた(市長もそれを認めている)かなり無理筋の計画であることを知りました。ということで現場を視察。大西大通り線問題に取り組んでこられた相模原市民の方々にご案内いただきました。

私が一番とんでもないと思ったのは、道路計画があり、立ち退きになると住民に報せずJR東海とのトンネル区分地上権契約(地下や上空の特定の範囲(上下の範囲)に限定して、工作物を所有するために他人の土地を利用する権利)を進めたこと。市に騙されたとアンケートに答える住民がいる。この点については「お国のためだと思って契約したのに、ここを出て行かないといけなくなるなんて一言も聞いていない。」と激しく怒っておられる住民のお声も直接聴きました。若いうちに生活を立て直せるうちに移転されたお宅の跡地で草地になっている土地もいくつか見ました。意思決定の経過の中で家人が心を病み、家庭内不和が起こったという話も伺いました。

また事業認可前に更地化してしまうことは都市計画法に反する可能性があること。代替案だった市道大通り線の拡幅案を退け、大西大通り線新設に踏み切る合理的な説明がなされていないこと。立ち退きの代替地の紹介が一切ないこと…これらの問題を現地で肌身で感じることができました。住民を苦しめる行政であっていいのか。

大西大通りを考える住民有志と新設に反対する会の一文を引用すると、「必要性は認めるが住民への配慮が足りないから反対しているのではありません。必要性など全くなく、近隣の成果う環境を破壊し、税金を浪費するだけの無駄な道路であること、そして手続き上も許しがたい瑕疵があると考えるから反対しているのです。」計画ありきで住民への最低限の説明もなされていない、拙速な進め方。リニアへの賛否に関係なく自治体の順法性と住民への誠意が問われる由々しき事態です。一度県の認可権限を持つ部署に聞きましたが市の決定を疑いなく尊重する立場でした。県がこの計画をただ追認することは疑問ですので追及したいと思います。


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