大山奈々子
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相模原視察 その3 相模原市立大野南中学校分校夜間学級@Lisa高

ブログコメント1

県内にこんなおしゃれな愛称の学校があることを知りませんでした。神奈川県立神奈川総合産業高等学校のことです。県のHPによると「本校は「教養・科学・技術」が学べる全国唯一の総合産業科の専門高校です。英語では「Liberal Science&Arts Academy」と表記し、頭文字をとってLiSAの愛称で親しまれています。国語、数学などの共通教科の科目に加えて、4系1分野(工学系、情報系、環境・バイオ系、科学系、リベラルアーツ分野)の専門科目を横断的に学ぶことができます。単位制であるため、生徒は自らの興味・関心や進路希望などに応じて自分だけの学習計画を作成します。また県内随一を誇る豊富な施設・設備も本校の特長です。そのため、高い専門性を有する課題研究を行うことができます。」このLisa校の一角に夜間学級が設置されました。

国において教育機会確保法が施行され、夜間中学の設置や充実が図られることになりました。県議会で公明党も共産党も(当時所属していた私も)求め、県と相模原市が協力する形で夜間中学がこのLisa高の中に開設され、充実を求めてきています。これまで横浜と川崎に1校づつ設置されていますが、それぞれ入学資格は市内在住在勤が基本。県内には小中学校での学びが十分ではなく、学びの場を求めておられる方が国籍、年齢を問わずいらっしゃいます。

事前のレクチャーでうかがったこと:全国には69校あり、横浜川崎以外の学習ニーズに応えるためにここに作られた。生徒の学ぶ意欲が強い、自己肯定感が低い生徒を受け入れソーシャルスキルに力をいれておる夜間中学もあるが、本校では学習機会を提供することを大事に考えている。45分事業を700コマ行う。一日4時限。ラウンジでも日本語を教えたりしている。校外学習ではカルタ会、うどん作り、稲刈りなどお雑煮を食べる会もあります。教える側の課題は年々生徒のニーズが変わるのでそれに対応していくこと、今年の生徒は21名中9人が外国につながりがある方、柔軟に対応していく。

0時間目、今日は何を学ぼうか

食堂もあって比較的リーズナブルな価格で食事が提供されています。

実際に授業を見せていただくと、年齢は幅広、教員配置は市と県から行われているため手厚く、日本語の時間はほぼ1対1で、海外の方には数学の時間に1人だけ取り出してマンツーマンで教えたり、ひとりひとりのニーズに沿った教育がなされています。障がいのある人もない人も国籍を問わず受け入れる本当にインクルーシブな空間が展開していました。卒業生のコメントでは学校が楽しく生きがいを感じる場所であったこと、社会に出ていく勇気をもらった場所であったことが多々語られ、学校に行けなかったため苦手だった数学が、この学校で学ぶうちに得意科目になったというものもありました。

県内で自主夜間中学と言って自主的に義務教育に欠ける状態の方々を寺子屋的にボランティアで支援する方々が、「神奈川・横浜の夜間中学を考える会」を作り、夜間中学の設置に向けて何度も要請に来られたり夜間中学を描いた映画の上映会を開いたり活発な活動を展開されています。

この意義深い学校を県内にもっと拡充していくため質問で取り上げたいと思います。私に夜間中学や定時制の必要性を熱心に伝えてくださった自主夜間中学の先生が今春、病で急逝されました。すべての人に学ぶ機会の保障をと活動を続けてこられたSさんの遺志を継いでいきたいと思います。


コメント

  1. あつおより

    「質問で取り上げたい」。期待しています。よろしくお願いします。

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