大山奈々子
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息子が青春18きっぷで

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昨日で夏休みが終わりと思っている人もいらっしゃるでしょうが二学期制が導入されていらい、夏休みの終わりは8月の26とか27とか半端な日になりました。

横浜では。それも学校によってです。二学期制があまりになじまないからと三学期に戻した学校も増えてきています。

さて、夏の終わりに息子が青春した話。

青春18きっぷには年齢制限がありません。

あまり知られていない事実。

調べてみるとこの切符は私が19の年に発売されていました。

早稲田で学ぶために下宿し、帰省の時にお世話になりました。

19の私ですら、18歳じゃないといけないのかなと調べたことを思い出します。東京駅から大垣行きの各駅停車に乗ったものでした。

息子はこの夏、友人とUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)でハリーポッターのアトラクションに行くのだと突如でかけました。3人で青春18きっぷで行くのだということは聞きました。16だけど。

何泊してくるのか不明な感じで、宿もろくろく知らせずどこにとまっているのかくらいいいなさいとメールしてもナシのつぶて。

二回だけ

「京都にとまる」

「わあ、充電切れる」

もう知らんわい、と思ったころに夜行に乗りそびれたから明日の昼頃着くと4日目に連絡。

「乗り降り自由だから熱海の温泉街をふらっとしたり、名古屋でうろうろしたりして大阪へ。

初日は京都のホテルの割引券をもってた友達がいてよかったんだけど、次の日がびっくり。

安い宿を探したらあいりん地区のすぐそばのホテルで

怖かった。日本の闇を見た。

大阪フーズは串カツやお好み焼きも食べたし

通天閣も見た。道頓堀のグリコは代替わりのはざまだった。

最後は夜行に乗りそびれて米原までいったけどすげ過疎ってて(『過疎』は動詞か?)泊まるとこもないし始発まで結局野宿という感じ。

コンビニの縁の下で(縁?あんたそれ、軒の下やろ)雨をしのいだ。傘が二本しかなかったから肩を寄せ合ってしのいだ。けどなんかきれいな駅で

景色もいいし、みんな米原が好きになったぞ。

帰りの電車も乗り降りできるけどさすがにみんな寝てた。

ハリポタ?すげおもしろかった。まさにその世界。

またDVD見なそうかな。

旅行中ほとんとスマホ見なかったぞ。いっぱいしゃべった。」

と、普段それほどおしゃべりでもない息子が饒舌に話した。

よかったよかった。休みはこうでなくっちゃ。

「ところで女子との出会いはあったんか?」

「皆無」

哀しいのぅ。