自共対決の現場!志位委員長の衆院本会議質問を傍聴
私のとりとめのない街頭演説を聞いてくださった先輩が、「もっと自分自身を語れ」、そして、「何を語るかシンプルに前置きを。」とアドバイスしてくださいました。まったくもってその通り。
特に県議選は候補者の顔が見えないとアンケートでいわれます。聞いてくださる方は私が何者かわからない以上、しっかり自己紹介をしなければいけません。わかってはいてもなかなか実践できなかったことを、改めて気づかされました。で、勉強になるから志位さんの質問を聞いたほうがいいとのおすすめ。久しぶりに国会へ。10月1日でした。
いってよかった点を述べます。(←コレコレ)
○程度の悪い自民党席の野次のひどさと、安倍首相の国民無視姿勢を体感できたからです。
○志位さんの的を絞った質問のしかたを学んだからです。演説や県議会で生かしたいです。きわめてシンプルな、誰でも誠意のある人なら回答可能な質問にまったくかみ合わないこういう風に絞って質問すると聞いている人にもわかりやすいだろうなと思いました。
的を絞った例を挙げます。(←これですよ)
○消費税増税に関し、総理の認識を二点うかがいたい。「円安による物価上昇に消費税増税が加わって給料の目減りが続いているのです。総理は実質賃金の低下が、家計消費落ち込みの根本的要因であることを認めますか。お答えいただきたい」
「家計と経済のこの深刻な状態を「想定内」と考えているのかという問題です。もしも総理が、この事態を想定内と言い張るならば、安倍政権は、実質賃金の低下、給料の目減りを「想定」した経済政策をとっていることになります。総理、政府の「想定」を超えた事態が起きていることを率直に認め、経済政策を転換する勇気が必要ではありませんか。明確な答弁を求めます。」
これに対しては、首相は雇用者所得が上昇基調にあるという計算式をしめし、想定の有無については正面からの回答をさけました。
首相はうそをつきました
「先般の閣議決定においても憲法9条のもとで許容されるのはあくまで、我が国の存立をまっとうし、国民の平和な暮らしを守るため、すなわち我が国を防衛するためのやむをえない自衛の措置としての武力行使のみである。
海外派兵は一般に許されないという従来からの原則もまったく変わらない。自衛隊がかつてのイラク戦争やアフガン戦争での戦闘に参加するようなことは、これからも決してない。それは予算委員会等を通じて何回も答弁してきたとおりだ。他国の防衛それ自体を目的とする集団的自衛権の行使を認めるものでもない。したがって、外国を守るために日本が戦争に巻き込まれるということは決してない。」
まったく変わらないならなぜ変える?アメリカの司令官が、日本が集団的自衛権をもっていたらイラクに派兵要請していたといっているではないですか。断れる日本ですか?
野次について
消費税増税で家計が冷え込んでいる話の時に自民党席から
「仕方ないじゃないかぁ(笑)」
この人たちは工場閉鎖に追い込まれ、お寿司屋さん廃業に追い込まれる事業主の痛苦を間近にみているのか?と怒りを覚えました。
終わってから
志位委員長と傍聴者の懇親会が持たれました。
「志位さんの質問にまともに取り合わずこれまでのような壊れたレコードのようなと答弁を繰り返す首相はまったく国民に説明するという真摯な姿勢に欠ける」という意見が出されました。
「安倍さんのすぐ前で安倍政権打倒を宣言したのが痛快だった」という意見も。同感です。
また、自民党女性議員の志位質問の時の態度の悪さを嘆く傍聴者に志位さんは
「あの議員は以前私に『中国に帰れ!』といったことがありました。ヘイトスピーチみたいですね(苦笑)」とおっしゃっていました。日本共産党党首がなぜ中国に帰るのか。わが党と中国共産党の関係を調べもせず、建設的ではない野次を投げる議員の資質に疑問を感じます。
本当の一番の感想は
いろんな政党がいて野次が飛び交う議会は活発でいいなあと思いました。
神奈川県議会には日本共産党の議席がないので波風の立たない全会一致議会となっているからです。
市会県会で今度は大勢で議会の一角を占め、国会では多数を占めていきたいものだと思います。
ナナコブックを
iさんが志位さんにプレゼントしてくれました。
「これはいいですねえ!」
いいですよう!がんばりますよう!
コメント
集団的自衛権の件ですが、現状のままだと米国民の世論が持たないからと、米側から言われた。たぶん朝日新聞かなにかで読みました。日本国周辺でもし有事があった場合、当然米兵が危険ですから、米国世論のため日本に働きかけてきたと推察できます。また米国も財政赤字が大きいため、日本ができる範囲の空中給油等を要望するのでしょう。自分としてはウクライナ問題で、NATOが機能しているのを見て集団的自衛権が理解・イメージできました。市会・県会・国会で多数をしめるよう頑張ってほしいです。ただ国会で万年野党というのはいただけません。政権に入ってみえてくる風景があると思います。公明党のように政権の中に入るのも、自らの政策を実現する現実的選択の一つと思います。
大山さん お手数ですが前コメントの後半4行を削除してください。党名の変更など提案するのは、党外の私がこの場所で言うのはおかしいからです。ただ別の欄で私に対して「人権意識が疑われますよ」には大変なショックをうけました。人それぞれ違う意見があって当然です。それをオープンに話しあっていくことがとても重要とおもいます。そしてここの場がその貴重な場所と思っています。
畑さん
そうなんです、自民党や共産党がいう事より何より、ウクライナでのNATOとか見て国民は判断してほしいものだと思っています。おっしゃるとおり。
万年野党は困りますよね(笑)頑張りますよ。公明党みたいに自分たちらしさを変えてまで政権党でいるために変節するというのもだめですが、民主連合政府というのを樹立するという目標を持っています。志を同じくする政党とともに政権をとると。
人権意識問題は傷つけるかもと思いましたが、あえて、あまりにひどいと思いましたのでかんがえていただきたく。
あ、でも党名のことなどはどんどん言ってください。よく言われることのひとつでもあります。私の古いブログでサイト内検索ででてくるかもしれません。
日本の共産党は日本共産党ですから。国民に恥じることはしていないので変える必要なし、諸先輩もこの名前で平和を守るために命がけで闘ったので。
旧ソ連や中国を共産主義国だとは認めていませんし、この世に社会主義や共産主義が実現した例はないとみています。独裁政治のイメージがあるのだと思いますが、そういった国々とはきっぱり闘ってきました。
このコメント欄はいろんなお声をききたいので設けてあります。
立候補される件ですが、例の人権問題克服されない限りはお勧めしません。