大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

一見の価値あるアニメ! リニアと原発の相似

ブログコメント0

20140815_939981

34年前、大津で浪人ライフをおくっていた私。

「東京の大学へ行くことになった」と同居のおばあちゃんに言った時、山形弁が抜けない祖母は「東京さ?!ななちゃん、電車で通うのかや?」「いやあ(笑)なんぼお金があったとしても電車で通うのは無理やで、おばあちゃん」

それがあながち無理ともいえない感じになってきました。

より早くより高く…そういったものを求めて私たちの国は成長を遂げてきました。

弟はリニア新幹線の運転手さんになりたくて大学に行き、リニアの試乗もしました。長年開発に取り組まれてきた夢の新幹線。今、彼はどう思っているかな。

のぞみ号の登場で横浜京都間が2時間ちょうどになり、それまでのように雑誌を読んだ上にうたた寝まではできないことになり、正直、わが子たちは実のところ横浜と京都の距離を測りかねていると思います。

リニア問題に取り組んでいる共産党参議院議員の辰巳コータローさんは「大阪の中小企業のおじさんと話したら、そんなはよいかんでええで。

リニアいらんわとゆうてました」とおっしゃっていました。

という、時間間隔だけの問題ではなく、大変な問題をはらんでいることがわかってきています。

リニア問題について考える相模原連絡会事務局の方から、アニメの存在をおしえていただき、見ました。

よくできているとおっしゃっています。

「リニア中央新幹線がやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」(動画)

https://www.youtube.com/watch?v=u-cLZ2m6324&feature=youtu.be

ご参考までに党の見解も。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-05-18/2012051801_01_1.html

技術の発達はいつも誰かの夢に支えられています。

弟のことを想うと、それにかけてきた人々のロマンも理解したいと思っています。でも、です。

これはやはり撤回させなければと思うのです。

あ、写真は昨日いったみかわ温泉(横浜と大津の中間点を夫が選んでくれたため)に辿り着くため、私が母の元から6回載り換えていった途中の名鉄蒲郡線の蒲郡競艇場前駅。

たぶん無人駅で、ワンマンの短い電車が行き来する駅。

降りた東幡豆(ひがしはず)駅はさらに鄙びて…

こういった地方の路線のもつ詩情がことさら慕わしい今日この頃です。