大山奈々子
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戦争する人づくりはやめて。横浜西口教科書宣伝

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20140720_909689

横浜駅西口で教科書採択連絡会による宣伝がありました。

3年前の横浜の中学生に新しい歴史教科書をつくる会系の育鵬社版教科書が押し付けられるのに前後して横浜市内各区に教科書問題の運動体が立ち上がりました。

その市段階の連絡会が主催です。

26人で1000枚近くチラシをまきました。

来年は中学の教科書採択を迎えます。

この教科書運動、候補者活動と両立が難しくなかなか参加できずにいました。最近になっていろいろなところでまかれるチラシを客観視すると、アクションの提起がないことを大問題だと思うようになりました。

そしてそういうチラシは他の分野でも散見されます。

道行く人になんらかのアクションを提案するものでなければチラシ配布の実効性は非常に減じられると思うのです。

教科書の場合、一見してわかる悪ではないゆえの難しさもあるのですが、受け取った人が「わあひどい、で?私に何ができるの?」の気持ちに添うものでなければ。

その点反原連(首都圏反原発連合)のチラシが秀逸でした。原発の現状と危険性、現時点の到達点を説明するチラシの8分の1は●人に語ろう、●署名しようなどのアクションを提起し、ネット署名などのQRコードもついています。

アクション提起がないチラシ問題で対話した若い女性がいいました。

「そうそうそうなんです!街角でチラシもらって、じゃあ自分はどうすればいいのかわからないケースが多いんです。

だからおしまいにはチラシを受け取ってもなにもできないし…となっちゃうんです」

彼女の言葉は自分もよくチラシをつくる者として肝に銘じなければとおもいました。

教科書の場合はたった6人の教育委員が全教科を決めてしまうしくみがある以上、市長の任命がカギになります。教育委員会法が改悪されたのだからなおさら。

私は今日のチラシも教科書の異常性を説明するのに終始していたので、それを補完するようにアクションをよびかけました。

「周りの人に知らせてください。署名にご協力ください。そして、教科書を決める人を決める市長の選挙では平和を守る人を選んでください。」

大山さん、今日の話は政治家的で母親的ではなかったよ。と指摘されました。

数少ない当該生徒年代をもつ母親としての発言が待たれていることもわかりますが、チラシにない以上しかたない。「私はそれこそ保護者として運動提起しなければとあせっているんです。」と言ってはみたものの。

そういう人のご意見はしっかり受け止めるべきだとのちにべつな方にいわれ、それもそうだと思えるようになりました。

港北の仲間の中には、「選挙の話までいれるのは違う。

運動は運動でひろげて選挙のことは政治団体がとりくむこと」

という人々がいました。この意識はあまりに悠長だと私は思います。何党に入れてくれというわけでなし。

首長選挙は戦争する国づくりに直結です。政治問題なんです。

この件どう思われますか。年輩の活動家に政治色をだしたがらない方がいますが、「かつてのように問題を知ったらみんな動いてくれるという幻想があるのかも」と私と同世代の人はいいます。今の保護者世代は声の上げ方を知りませんから…