ハードデイズの始まり 団体懇談
議会が終わり次の議会が始まるまでの間は学習や視察や諸団体のみなさんとの懇談があります。今週から約2週間は毎日懇談の日々。44団体に依頼を送り、42団体に応じていただくことになりました。初日のご報告をと思っていたらなんと私、PCを控室にもっていくのを忘れ、諸事情でここのログインアドレスがわからず、隙間時間に誰かにPC借りて投稿することもままならず、今年度の予算要望を検討する仕事に切り替えました。初日22日の報告ができないまま二日目を終えました。
というわけで二日分の懇談内容をごくかいつまんでお知らせします。初日は①神奈川県腎友会さん、②神奈川県手をつなぐ育成会さん、団会議をはさんで③神奈川県建設労働組合連合会さん 昨年までは1団体60分でしたが、議員が減ったわりに懇談させていただく団体が増え、50分にさせていただいています。印象に残ったことをほんの一部ご紹介します。
【1日目】
①人工透析をされている方々の会。腎臓病や透析患者さんの会、県が重度障害者医療費助成を政令市分割合を引き上げたことを喜んでいただきました。しかし、やはり透析施設併設の居住施設がないことの問題、特別養護老人ホームなどから透析できる病院への移送に高額負担が強いられる問題。特に車いすの方が福祉タクシーを利用する際の負担額など国が一切助成しないという中でかなり厳しさを感じました。
②主に知的障害者のご家族の会。グループホームの課題が語られました。新設する際にハード面だけではなく、障害理解や理念なども必須の確認事項にしてほしい、報告をチェックするのも当事者に関与させてほしいなど、当事者目線の障害福祉推進を標榜する本県には必要な観点です。あと障害があるからこそ効果的な性教育をと。この間県で推進した性に関する指導の手引きをご紹介しました。具体化も求めていきたいと思います。
③県内建設労働者・中小建設業者の団体です。懇談のテーマは災害対応や熱中症対策、アスベストなど多彩でしたが、印象的だったのは「シロアリが床下に」とか「瓦がずれているから見ましょうか」とかいういわゆる点検商法。これは困ったときに頼める地元業者の減少が一因だと。確かに詐欺の話を聞くたびに本当に不具合があったり本当に直さないといけないときは見極めが難しいと思ってきました。リフォーム自称は団体への登録を条件にすることで優良事業者の見える化を図れ、点検商法被害を回避できると。
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【2日目】①高校連絡会②新スポ連③医労連④神奈川労連
①教育関係者複数団体による連絡会。先生不足、養護教員不足、自衛隊勧誘の凄まじさ、人事評価と査定昇給でものいわぬ教員づくり。問題点を聴くだけで一時間使った感じです。私が元教員として辛かったのは、他の先生と廊下ですれ違う時くらいしか話せないという実態。先日駅宣伝で声かけてくれた娘の中学校の時の先生が生きているだけで精いっぱいでみーんな疲れ切っています…とおっしゃっていた姿を思い出しました。県の定時制の食事補助は喜ばれています。
②新日本スポーツ連盟神奈川。ランニング・卓球・テニス・野球・サッカー・スキー・登山・水泳・バレーボール・バドミントン・ウォーキングという多種多様な県民スポーツの場を運営している団体。これは県が県立体育センターを県立スポーツセンターに改築し民間に委ねてから活動の場が著しく制限された問題。出てくる資料がのり弁問題、山岳環境整備、安全登山について。鵠沼海岸サイクリングロードで行われる湘南マラソン(かつては2千人が参加!)に関する飛砂の問題を聴き、今日のうちに改善を求めました。回答待ちです。
③医療労働組合連合会。県内の国立病院・県・市立病院、市立大学病院、 労災・社会保険などの公的病院、民間病院、老人保健施設などで働く7,300名で構成。(しまった懇談のメモを控室に忘れて今手元にないです(;’∀’))看護師不足の実態が語られました。7対1の配置基準がギリギリ守れるかどうか。診療報酬の低さがネックになっている。人手不足でハードな職場、定着しない負のスパイラル。コロナが再燃していて手当の復活が求められる。エクモ(血液を. 体外に出し直接血液に酸素を与え二酸化. 炭素を除去してから体内に戻す機械)も足りない状況
④神奈川県労働組合総連合:36団体が所属し9万人超の会員を擁する。自治体問題では恒常的勤務に従事する会計年度任用職員の雇用の安定を図ること。神奈川県が発注する公共工事・業務委託等に従事する従事者の賃金・報酬下限額を設定する公契約条例に後ろ向きな嘆きもありました。また、県西部ではシルバー人材派遣センター(生きがい創出をテーマに最賃以下の働かせ方)が民業を圧迫しているという実態には唖然としました。低賃金労働を広げる手法は多彩で、解決すべき課題は多い。
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外出は控えてくださいとアナウンサーが呼び掛けるほどの猛暑の中、おいでいただいたみなさまありがとうございました。