高校生教育委員会
神奈川県にはハイスクール議会というものがあります。2015年は8月に4回開催された模様。
主催:日本青年会議所 共催: 神奈川県 神奈川県議会 神奈川県教育委員会 運営:かながわハイスクール議会 実行委員会という感じだそうです。そして、この取り組みの中から政策提言を受けて高校生教育委員会を開こうということになったそうです。今さらながら傍聴させていただいた感想を。
1 日時 平成28年3月25日(金)13時15分から14時45分
2 会場 神奈川県庁 新庁舎9階 議会第8会議室
3 高校生教育委員 県立高等学校の1、2年生(1、2年次) 6名
4 教育委員会出席者 具志堅教育委員会委員長、高橋教育委員、桐谷教育長ほか
5 協議内容
(1) 生徒・教員間のコミュニケーション不足について
(2) 授業等に対する生徒からの要望について
という形で行われました。いろいろな地域から6人の委員が参加。実際の委員会室で実際の教育委員会の幹部が対応している様子がほほえましい感じでした。高校生たちを見る教育委員会職員の表情が優しく、やはり教育畑の人達、基本、子ども好きなんだなという感慨がありました。
色々な意見が交わされましたが、印象的なことを二つ。
教育長が議会のいろいろな場面でそうであったように、高校生委員に対しても採点ミス問題を謝罪されていたのが誠実だなと思いました。それに対する副委員長の答弁が「先生たちも忙しい中でやっておられるのでその辺を考えて今後気をつけてください」と、さすがに現場の教員の多忙を知る立場だなと温かい言葉に癒されました。大人の文教常任委員会に見られたような手厳しさも必要なんでしょうけれど。
また、コミュニケーションの問題で部活では上に従う癖がつくのではないかという意見が出され、「たとえば、さっきも教育委員長が入ってきた時だけみなさん起立されていたけれどそんなのはおかしいと思う。身分の高い人にだけ頭を下げる癖が部活の中で養われる」という趣旨の発言があり、大人は苦笑させられました。
こういう取り組みは貴重です。私も再度この時のノートを見直して質問に生かして行ければと思います。
コメント
高校入試の採点ミスの問題について、昨日の朝日新聞を読みました。何事には、絶対はないので丁寧に採点をして欲しいです。丁度湊かなえの高校入試を読み終えました。テーマが同じで、参考になればと、港北支部の三山さんに託しました。判断に困る時は、採点のひな形に沿って相談している場面があるのですが、実際にはどうなんでしょうか?
佐藤様
湊かなえさんの高校入試?殺人事件とか起こるのかしら?楽しみです。
今回のミスはその採点のひな形に急な変更があったりという教委側の不手際があったんです。
配点が複雑なのは事実で、それの簡素化や、一部マークシート導入(自校で採点が可能だそうです)も含め改善委員会で検討されることになりそうです。今回のことは教委としてもかなり重く受け止めてはいます。