土砂災害特別警戒区域が新たに指定 土砂災害Q&A 党県議団要望
という情報が封書で届いていたのですが、控室の机が書類の山で埋もれてしまっていました。整理して発見。基礎調査の結果新たに土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)が指定されたものです。2016年以来新規指定の中には港北区内の地域も含まれています。以下の神奈川県土砂災害情報ポータルでご確認ください。県内どこでも町名など地名を入れれば検索できます。
こちらです。
そしてそもそもイエローゾーン、レッドゾーンとは何か。指定にはどういう意味があるのか県のHPからQ&Aを張ります。こちら
このQAには対策工事のことがQ3でさらっと触れられていますが、対策工事が施されていないところが多いのが課題です。諸条件と人と財源の確保などが問題になっているのです。これの予算確保なども私たちは毎年求めています。県への予算要望とそれに対する県側の回答を載せます。
(要望)
4)本県は2020 年1月から6月に全国で発生した土砂災害の割合が全国最多となっており、
7月の豪雨では60 件以上のがけ崩れが発生した。
2002 年に指定された危険ながけ地約2,500 か所のうち急傾斜地崩壊区域未指定箇所など
安全性を確保できていない箇所が1,000 件以上あり、県民のいのちを守るためには、早急な
対応と大幅な予算増額が求められる。
近年の暴風雨による災害に対応するためにも、土石流・地滑りの防止、急傾斜地対策など、
土砂災害防止施設の整備を今まで以上に促進すること。
(回答)
県では、砂防堰堤等の土砂災害防止施設の整備にあたり、土砂災害により被害を受ける恐
れのある区域に保全すべき人家が多い箇所や、老人福祉施設などの要配慮者利用施設など
がある箇所から、優先して整備を進めていますが、こうした整備には、多大な費用と相当な
期間を要するとともに、市町村や地権者などの要望も踏まえ実施する必要があります。
令和2年2月には、「神奈川県水防災戦略」を策定し、中長期的な視点で取組を加速させ
るハード対策に、土砂災害防止施設の整備を位置づけ、予算の拡充を図ったところです。今
後も地域の方々から当事業の要望がある場合、地元市町村の御協力をいただきながら、土砂
災害防止施設の整備に取組んでいきます。
今後も、市町村の御協力をいただきながら、引き続き、優先度の高い箇所から着実に施設
の整備を進めてまいります。