大山奈々子
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予算議会最終日前日 意見書の攻防( *´艸`)

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私は共産党神奈川県議団の政調会長という役職にあります。ご立派な名前で気が引けるのですが、意見書や陳情請願のことで調整を行う仕事です。25日には来年度当初予算が審議されます。中日(なかび)の24日は、意見書をまとめたり対案を仕上げたり、陳情や請願への姿勢を団で話し合ったり、その合間に数々の議会運営委員会や議会改革検討会議や、広報の会議、予算委員会理事会(これは私)が開かれその合間をみて団会議を行うという忙しい日でした。明日の反対討論は石田議員。

国へ提出する意見書の提出を巡ってありがちな面白い攻防があります。自民党案に乗れない要素があるとき、共産党が対案を出すこともあります。(今回は自民党の「父母の離婚後の子育てに関する制度の改善を求める意見書」中身に、例えばDV親とその子の面会交流を強制しかねない方向性もあったので、それを危惧した対案を出しました。共産党案は「離婚後の子育てについて条件整備と慎重審議を求める意見書案」そもそも同性パートナーシップのある自治体では両親は父と母とは限りませんから。)

これは朝の久しぶりの岸根公園駅前宣伝

また、共産党案には主要会派は絶対乗らない伝統があるようで、”(-“”-)”うちが出すと自民党が対案を出してくることが多いです。以前は小児医療費や、少人数学級などで対案を出してくれました。そうすると私たちが求める水準でなくても、前進につながれば賛成するわけです。(今回は共産党の「PCR検査の抜本的な拡充を国に求める意見書案」に対して自民党が「新型コロナウイルス感染症の検査体制の整備に向けた支援拡充を求める意見書案」と出してきました。うちの「今夏の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催中止を求める意見書案」は対案なしでしたが。)

この水面下のやり取りはうちの意見書に絶対乗らないとは何事かと腹立たしさもあるもののそれでも呼び水となって施策を前に進める役割を果たせているという愉しさもあるわけです。

余談ながら討論時間の通告もあるのですが、私たちはいつも勝手に設定しますが、毎回自民党様が一番長く他が短いという形に収まるのは偶然でしょうか(笑)今回、共産党反対討論15分、自民党15分、他が14分です。この1分の奥ゆかしさ…


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