大山奈々子
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「学校連携観戦プログラム」神奈川県内 参加は9/32市町村のみ。※箱根町は別ルート

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6月23日「学校連携観戦プログラム」への本県公立学校の参加状況について。というタイトルの記者発表がなされました。本日締め切りとなっていたキャンセル状況が知りたくて当局から資料を得ました。

(箱根町は《大会組織員会→都道府県教委→市町村教委》というルートではない独自のルートで観戦を企画、まだキャンセルされていないということでした。なので※となりました。)

県立高校は当初より対象外でした。

2019年9月時点での参加状況は28市町村。不参加は茅ヶ崎市・三浦市・綾瀬市・大井町の4市町

2021年2月時点での参加状況は25市町村 不参加は寒川町・大磯町・小田原市・真鶴町が加わり、(綾瀬が参加に転じ)7市町

2021年6月23日時点での参加状況は9市町村 不参加は23市町

※不参加の判断は、教育委員会が主体的に判断したのか、不参加の学校が重なって結果不参加になったかは県教委としては不明だとのことです。

記者発表は、このタイトルも、冒頭の観戦の意義も、ポジティブな表現で、教育委員会の苦しい立場を感じます。たとえば「次世代を担う子どもたちに、オリンピック・パラリンピックの競技観戦を通してスポーツの素晴らしさを等を体験し、一生の財産として心に残る経験を得る機会を提供することを目的とした、大会組織委員会による事業です。希望する自治体や学校単位で学校連携観戦チケットを購入して、会場で観戦します。」…本当に私も日本語学校で、1988年のソウル五輪をサポートした、と誇らかに語る韓国人生徒の瞳の輝きが忘れられません。コロナ禍でなければと願わずにいられません。

それでも県教委の判断がこのように書いてあるところがあります。

「県立学校(県立特別支援学校)の参加状況:これまで参加を予定していた県立特別支援学校は、県内の新型コロナウイルス感染の状況や、まん延防止等重点措置が延長されたこと等に鑑み、児童生徒の安全を最優先に考え、学校連携観戦プログラムへの参加を中止することとしました。」当然の判断ではありますが、いい言葉です。

私は、「延長されたこと《等》に鑑み」た、その等の中に、各地での申し入れや県民からの声が効いたと思います。子どもたちの命と健康を守りたいという各地の保護者子ども関係者、議員団など、人々の強い思いが切りひらいた結果だと思います。明日以降のキャンセル料の補償はつかないことになりますが、「改むるに憚るなかれ」です。


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