大山奈々子
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まさか医師看護師の追試験ができない?

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神奈川県民主医療機関連合のみなさんが県に申し入れをされる際に同行しました。

「2022年の(2月に行われる)医師・看護師・介護福祉士などの国家試験当日にコロナウイルスに罹患している者、濃厚接触者で受検を認められなかった者について救済措置として追試験を実施するように国に働きかけること」が趣旨でした。

国会ではまさかの実施しない答弁がありました。しかし、医療資源が乏しい本県としては、それはもちろん働きかけるでしょう。と気楽に臨んだ要請。

介護福祉士の方は検討という回答でした。

しかし、医療部局の回答は、「国に申し入れはしないと。国家試験の作問は2年かかるから」と。

民医連の皆さんからは、医療現場看護現場の実態。医学生看護学生のリアル。日夜身を削って緊張して奮闘している。家計が苦しい子も頑張って勉強してきた。看護師育成のために朝ご飯を出している学校もある。合格者を受け入れる用意をしている医療機関はある。全国でも声が上がり始めている。県が何でも先進的な取り組みといっているのに出遅れては困ると。

私たちからは、昨年もその前もすでにコロナはまん延していたのに追試が行われなかった。追試の用意をしていないのはあきらかに国の不作為。2011年には大雪で追試験を行っている。実績もある。それに何も言えない県でいいのか?私たちは、国の出先機関に申し入れているのではない。簡単でないにしても、地方自治体は県民の立場で追求するべきといいました。

持ち帰りの検討課題にはなりましたが、医師看護師確保に後ろ向きな国は、やはりこの政府では命を守れないと確信を深めました。そして県のひどさ。かつて国家試験の作問に携わった幹部もいて、難しさを考えてしまうだろうけれど、やれない理由ではなく、命を守る現場で働きたいという切なる願いにこたえるべき。


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