大山奈々子
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平和行進 核廃絶の歩みに投げkiss♥

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5月14日。港北区役所出発で今年はコロナ禍ということもあって鶴見区にリレーという形ではなく、区内で完結した行進になりました。私はかつて衰退した港北区原水爆禁止協議会やその大切なイベントである平和行進を、盛り返さなければならないという使命感から、港北原水協の運動にかかわる諸団体の一つである共産党からの代表として毎回の会議にでてプランニングしています。平和行進の実行委員長としてご挨拶させていただいた文を下に掲載します。

「お集りのみなさん こんにちは。実行委員長の大山奈々子です。

2010年に港北の皆さんからのカンパで、NPT核不拡散条約再検討会議の日本からの代表団1800人の、一員としてニューヨークに送っていただきました。白井まさ子さんも一緒でした。その先頭には100人の被爆者の方がいらっしゃいました。全国から集められた700万筆近い署名を提出しました。国連本部に持参する核廃絶の署名を街角で集めて、ノーモア広島ノーモア長崎との呼びかけに実に多くの方が応えてくださる経験をし、集会では世界各地から参加した方がたと核廃絶の思いを交流しました。

当時パンギムン国連事務総長は次のようにスピーチされました。「私はみなさんがどれだけ犠牲を払って活動しているか、どれだけ勇気を持って行動しつづけてきたかを知っています。私は核兵器廃絶条約を支持し、すべての国、とりわけ核保有国に責任を果たすよう呼びかけます。核兵器廃絶を達成した日には、世界がみなさんに感謝するでしょう」

昨年ついにこういった市民運動が実を結び、核兵器禁止条約が発効しましたが、日本ではまだ批准されていません。ご存じのようにウクライナ侵略を行っているロシアのプーチン大統領が核兵器の使用に言及し、こともあろうに日本の政治家の中に核共有を口にする動きがあります。

有識者と呼ばれる方が核兵器が使われても建物の中にいれば大丈夫という発言をされています。常に被爆の実態を語る運動も大事だと考え今日はパネルを用意していただきました。こんな悲劇は終わりにしなければなりません。私たちは平和の裡に生きる権利があります。

憲法12条は「この憲法が国民に保障する自由及び権利は国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」とされています。私たちがこうして歩く一歩一歩が平和につながる不断の努力であるのだと確信しています。ともに頑張りましょう。

被爆の実相を少しでもお伝えするために、パネルをもって行進する方も。

交差点で私たちの隊列に文句を言うドライバーもいれば、何度も何度も投げキッスくれる女子高生もいれば、窓から手を振ってくれる人も。今回は原爆パネルを持っての行進ということがアピール力につながったかと思います。
 
港北区の区政推進課長さんが、「私たちが今の平和を享受できているのもこうした皆さんの努力があってのこと」的な心のこもったスピーチをくださったこと、何より14歳で広島で被爆したKさんが(三宅さんの送迎で)参加して、スピーチをしてくださったこと、本当に尊い経験をさせてもらっていると思います。

総勢100人くらいかと思われますが、この歩みを絶やすことなく核廃絶を目指したいと思いました。明日は沖縄返還の日。


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