大山奈々子
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平和行進前集会でのヒバクシャメッセージ

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私の住む横浜市港北区は35万人。1945年に原爆投下された広島は当時推定35万人。その年の末までに半数が亡くなったということです。

今朝、日本テレビの番組で、有識者と言われる方が北朝鮮のミサイル発射へのコメントを求められて「核兵器を持っていたら攻撃されないことが明らかになった。日本もかつては地域で一番の国力だった時代の安全保障の考え方は変えるべきだ」と暗に核保有必要論を堂々と語っていました。菅野稔人(かやのとしひと)さんという津田塾大学の教授だそうです。論理展開も首をかしげる中身でした。調べてみるとなかなかのご発言の数々。テレビ局の姿勢が問われます。

被爆者の方からいただいたメッセージをご紹介します。体調不良で不参加と聞いておりましたが、車で迎えに行っていただきますからと、参加を無理にお願いした責任上、この魂の訴えを広げなければなりません。

「港北に住んでおります亀井と申します。広島二中3年、14歳の時、広島で被爆しました。2年生の秋から勤労動員学徒として、市内観音地先の三菱重工で手りゅう弾を作っていました。

20年6月ごろ三菱重工が廿日市市に疎開工場を建設することになり、私たち広島二中の3年生の半数が、その建設作業に従事することになりました。

8月6日、原爆投下は、その建設現場に到着直後でした。閃光・轟音の後、東の空にもくもくと上がるキノコ雲を見ました。

数日後、市内東観音町の下宿跡に行き教科書数冊を掘り出し持ち帰りました。

核兵器の使用や威嚇、保有などを禁止する核兵器禁止条約が昨年1月22日発行しました。核兵器は国際法で違法となりました。条約批准国は現在60カ国となりましたが、唯一の戦争被爆国である日本は署名・批准をしていません。まことに残念です。

ロシアによるウクライナ侵攻と核の威嚇に怒りを覚えます。すべての戦闘行為と非人道的行為を直ちに停止することを求めます。

こうした中、日本の安全保障のためという口実で一部から「核共有」論が出ています。憲法9条と国是である非核原則を踏みにじる暴論です。核「抑止」は幻想で、核の存在こそが核戦争の危機を招くことは、今回のウクライナ危機からも明らかです。

 核兵器禁止条約の役割はますます高まっています。被爆地出身の首相に条約の運用を協議する第1回締約国会議(6月開催予定)にせめてオブザーバー参加すること、首相在任中に条約に、署名・批准をすることを強く求めます。

                             2022.5.14 亀井賢伍

今日は沖縄本土復帰50年。後進の隊列の中には辺野古新基地建設NOの幟もありました。日本国憲法のもとに戻れてよかったという沖縄の声をしっかり受け止め、いのちや環境を犠牲にしなくてもいい社会を目指しましょう。


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