大山奈々子
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新横浜住民の居場所を皆さんと考えた。地域ケアプラザ・地区センターなどの設置を!

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新横浜に新しく建築されるマンションが、市のルールで規制緩和する代わりに地域開放集会室が設置されるようだとの情報を友人から聞きました。しかし、喜んだのもつかの間、そこに貸しスペース業者が入り高い賃料を設定しそうだという話も。

調べたところ、確かにそのマンションは市の「市街地環境設計制度」が適用されていて、公開空地含め、その集会室も地域開放することを代替条件にされているとのこと。でもそこに入った業者が賃貸料を設定するかしないかは問わないと。なんとも甘い条件で業者のもうけを優先するものだと思いました。

近所に同様の制度で建設されたマンションは1階の集会室を無料で開放してくれて盆踊りの練習やお茶会などに活用されています。近所の企業の研修センターは無料で部屋を貸してくれることもあるそうです。

一方、この地域では昔から地域ケアプラザ、地区センターの設置を求める声が聴かれました。町内会長も区にその思いを届けてはおられましたが、市がどこまで汲んでいるかわかりません。今回のマンション問題をきっかけに、やはり文書でこの地域の思いを届けておかなくてはと思いました。そういう問題意識を盆踊りの場で(笑)友人と語り合い、周りに働きかけて、町内会長にも総合防災訓練の場で(笑)会長名で提出されてはと働きかけ、あなたが書いてくれるなら名前貸すよ、といわれていました。

そして顔の広い友人がたくさんの方に声をかけてくれて、老人会、民生委員、児童委員、ケアプラザの方、など10人くらいが町内会館に集まって、普段の活動に居場所がないためにどのような不都合があるのか、聞き取りました。私が作っていった原案を叩き台に、みんなでああでもないこうでもないと市長への要望書を作り上げました。

いつもながら地域住民のためにボランティアで貢献されるみなさんのご努力に頭が下がりつつ、今日はあそこの研修センター、明日はあのマンションの一室とさ迷い歩く高齢者支援の大変さを思い知りました。特に新横浜の地域性としては、2つだけあった戸建てがなくなって、マンションが100%になったので、高齢者の見守りに個別訪問しようにもマンションに入れず、支援に支障をきたしている。外に出てきてもらわない限り安否確認もできないという民生委員さんの思い、ともかく家の中にこもっている人を外に出てきてもらわないと認知症が加速するという老人会の方の思いは切実でした。

財政が厳しい市にこれを求めていいのかという遠慮深い声も聞かれましたが、ダメなものはだめといわれるんだから、市民は市民の願いをまっすぐに届ければいいんだよ。

また、これ、議員への働きかけも大事だよねと言いつつ、ちょうどそこに何か物を取りに来られた盆踊りなどでなじみの自民党国会議員秘書に、新横浜の顧問をされている市議県議にきちんと伝えてこの地域にケアプラザとか作るよう言ってくださいよ。とお願いし、必ず国会県会市会の先生方に伝えると約束してもらったりする一幕も。

また、冒頭のマンションの一室は開室が2年後になるので、それまでに利用条件で折り合えないか話し合っていこうよということになりました。

議会の課題としては業者側に甘い「市街地環境設計制度」の規制緩和要件、見直さないといけないのではないかと思います。市議団と連携できればと思います。

なお、署名は今後確定しますが、現時点でまとめた中身をご紹介します。山中市長あて、町内会長、老人会会長、民児協会長の連名で提出します。

「新横浜地域住民の活動拠点に関する要望書」

日頃より市民のための市政運営にご尽力いただき感謝いたしております。

新横浜は、横浜アリーナや日産スタジアムという大規模集客施設を擁し、本年3月には相鉄東急直通線の開通も受けて、港北区の玄関口として大きな賑わいを見せる街に成長しました。企業も集積し、事業所数は港北区最大となっています。今後も人口増が見込まれます。

国内外から日々多くの来訪者を迎える一方、この街は2023年7月現在7610世帯12436人が居住する生活者の街でもあります。しかしながら新横浜には市民生活に資する市の施設が全くない状況です。学生からは自習室が欲しい、子育て世帯からは、子どもたちが遊べる屋内のスペースがない、高齢者の集まる場所が欲しい等々の声があります。特に高齢者支援にあたる方々からは、高齢者が外に出ていかないと認知症リスクが高まる、新横浜独特の事情としてマンションしかないため個別訪問での見守りができない、出てきてもらって初めて安否確認ができる等の声があります。このような事情から、地域住民からは、兼ねてより活動拠点として地区センターや地域ケアプラザの設置を切望する声が上がっています。正式に設置されるまでの間の住民の活動拠点作り、居場所づくりは喫緊の課題となっています。

 

できれば新横浜駅前の空地に設置されることを望んでいます。また、新横浜1丁目に地域に新たなマンション建設計画があり、その1室に地域開放集会室が設置されると仄聞しており、市民のために活用されることを期待しています。ぜひとも住民の切なる要望を汲んだまちづくりをしていただくよう以下を要望いたします。

  • 新横浜に地域包括支援センターと、地域ケアプラザと、地区センター、コミュニティハウス等を開設すること
  • 開設までの間、代替施設を確保すること

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