朝鮮学校補助金復活を求めて県庁前行動連帯
県庁本庁舎の方からシュプレヒコールの声が聞こえます。毎月基本第一月曜日(おそらく3時から)朝鮮学校の生徒たちや支援者のみなさんが知事室にむけて補助金復活を求めるアピール行動をされています。
私も連帯の気持ちで控室から駆けつけて生徒たちのスピーチに続いて一言訴えさせていただきました。(控室には他の2人の県議もいましたが、それぞれにヒアリングなど外せない用事があり私が代わりに行きました)「大山さん、今度は10人くらい議員を連れてきてよ」と言われましたが、その通り私もその思いはあります。支援者のスピーチの中にも東京のどこかの区では超党派で取り組みますと。それが理想です。でも神奈川県議会で補助金復活を求める会派は残念ながら…
私のスピーチはこんな感じでした。「国が高校無償化から朝鮮学校を排除している中で補助金支給を続ける愛知県や兵庫県で話を聞いてきました。どちらの担当者も〝教育の機会均等〟を尊重すると語っておられました。大学受験資格や通学定期券の対象になるなど社会的認知が広がってきたことも要因です。みなさんの運動が実を結んで来ました。
北朝鮮のミサイルや拉致問題を子どもたちは解決できません。政治的な理由で差別することは許されません。朝鮮学校の補助金を復活すべきと応援する思いは県職員の中にも県民の中にもあるはず。県民の理解が得られないというなら理解できない県民に理解させるのは知事の仕事。どの子にも教育の機会を均等に。補助金再開まで頑張りましょう!」
私立学校法で私学の自主性が謳われているのに、他の外国人学校に条件をつけないものを朝鮮学校だけに「拉致問題を書いた教科書をつくれたら」などと「前提」(県側は決して条件という言い方はしないのです)を設けることが差別に当たるのです。
神奈川県弁護士会からも警告を受けています。
参加している子たちは現役の子もいれば卒業生が来られることもあります。若者たちの貴重な青春の一ページをこういうことに費やさなくていいよう、神奈川県には当たり前の人権感覚を持ってほしいものです。