「マッサン」でもエリーに石が投げられた
16日は「教科書問題を考える港北の会」と「戦争を許さない港北の会」の共通宣伝行動がありました。
私は訴えの中で「マッサン」のエリーの話をしました。
今、マッサンというのはNHK朝の連ドラ。詳細はこちらです。が、あらすじは下。
「ヒロインのエリーは、はるかスコットランドで日本男児と恋に落ち、家族の大反対を押し切って海を渡り、夫の夢を陰に日向に支えながら、懸命に“日本人”になろうとがんばりました。
その夫マッサンこと亀山政春は、まだ世間では誰もウイスキーなど飲んだことない時代に、「やがて日本にも必ずウイスキーの時代が来る」と信じ、本場に負けない国産ウイスキーを造る夢を追い続けました。
「国際結婚」と「国産ウイスキー」、時代を間違え、少し早く生まれ過ぎてしまった感のある二人は、共に一途で不器用。純粋さ故に時にぶつかり合い、慰め励まし合いながら、少しずつ本物の夫婦になっていきます。」
日米が開戦し、スコットランド人のエリーは子どもたちに石を投げられます。「鬼畜米英」といって子どもたちに石を投げさせたのは教育でした。太平洋戦争では教育が国民を戦争に導きました。という切り出しでで、今の侵略戦争肯定教科書のことを語りました。また、前日が高校入試だったことで、県教委の教科書採択への介入なども語りました。
元西ドイツワイツゼッカー大統領の死去を受けて「過去に目を閉ざす者は未来においてもまた盲目になる」という言葉も。チラシの受け取りは毎回数人で100枚は越えます。
地道に続けてきたこの活動で今では私の周りの友人も教科書がおかしいらしいとささやくようになってきました。
私がめざす県議会はこの教科書を推進する議員が49.7%にものぼります。日本が侵略戦争をしたというのは世界の常識です。国際感覚をゆがめる教育への政治介入は許せません。
産経新聞が「人質を守れない憲法9条ならいらない!」と書いたことが大問題となっていますが、横浜の育鵬社版教科書は資本がフジサンケイグループ。フジテレビのマーク入りの教科書です。これ一つとっても横浜のこどもたちの危機が明らかです。