大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

102回目のお誕生日おめでとう日本共産党

ブログコメント2

記念講演を読みました。もっとも感銘を受けたところや提案などご紹介します。

【分析力】

ーー「生活が苦しい」が過去最悪の6割、アベノミクスの12年の結果ーーー実質賃金が1996年をピークに年74万円も減少。2012年からの23年間でも年33万6000円も減少。消費税の二度にわたる引き上げで国民負担は一人13万9000円も増加。

ーーー大企業と富裕層に巨額の利益が流れ込んだーーー大企業の内部留保は2012年からの12年間で178兆円増えている。例えばトヨタ自動車は今年3月期決算で史上最高益の5兆円。うち2兆円が株主配当に回る。賃金増額は46億円増えただけ。利益の0.09%。下請け企業には24年度には取引企業への支払いを3000億円増やすというが日本商工会議所の小林健会頭の言葉は「本当はその実もうけの中に、経費として下請けに値増し分を払ってやる分が1兆円くらいあってしかるべき」「大企業活動のコストとして必要なコストとしてあら化s締め入れておかないとおかしい。」

こういう情勢の分析が共産党の強みだなと再認識しました。

【包摂】の考え方----「東アジア平和提言」に共感が広がり、平和運動の発展の力に」ーーーASEANのラオス出身のエカパプ事務局次長の言葉を紹介した部分の記述

「エカパプ次長は、ASEANの国ぐには互いに家族だ。家族の中でトラブルが起こることもある。だからといって排除や外からの力で解決することはしない。家族が結束して粘り強い対話を重ねて、時間がかかっても一歩ずつ問題を解決するんだ、とこう話されました。これが包摂だということを実感しました。」

とのことです。本当に大切な観点です。

次に惜しかったのは共産党が掲げる人権政策の一つ、ハラスメント根絶。このワードが見当たらなかったことです。今、私が祈るように見守っている兵庫県職員がパワハラを告発して自死された問題、公務の場、民間企業、学校現場など、各地でパワハラ事件が発生しています。これらを解決に導くためにも共産党が毅然とした政策を発表してほしかったなと思います。

次に沖縄の性犯罪事件の中の表現について考えました。「どれだけの女性や子どもの人権が蹂躙されてきたのか」とありますが、最近読んだ「男性の性暴力被害」(集英社新書)によると、警察の認知件数は2022年の一年間で、強制性交等が男性64件、女性1591件、強制わいせつが男性205件、女性4503件という被害率です。これは被害を認識できて届けた数だけですから、女性より声を挙げにくい男性の性被害を思えば、 「子どもを含む人権が」という表現がふさわしいのかなと考えるようになりました。この文章が目に留まればお読みくださった皆さんに考えていただきたいですし、党本部には意見を届けようと思います。語ることで語られない人を排除することは私も含め誰もがどこかで犯しているかもしれません。


コメント

  1. 田中 信次より

    ハラスメントについての堂々としたご意見嬉しく思いました こののブログを見て一人でも多くの方が賛同の声を上げて下さることを願っています

  2. 大山奈々子より

    ハラスメントは根絶されなければなりませんからね。共産党の頑張り時です。

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