全県議員研修会 能登のリアルとアピール下手について
毎年、夏に行われる、日本共産党神奈川県委員会開催の全県議員研修会は講師から時々の政治課題について学び、のちに政治状況、各地の自治体状況を聞き、その後各議員団から報告する形をとります。とても勉強になる研修会です。
今回の講師は能登半島の救援センターの責任者として運営と被災者救援に当たる藤野保史前衆議院議員。今なお避難所に配給が一日に一回のところがあるなど被災者置き去りの政治の問題、県の地域防災計画の被害想定が27年間更新されていなかった問題はじめ、被災原発の問題など実に詳細な報告がなされました。珠洲では大きな断層のずれがありましたが、珠洲原発建設計画を停める運動の中心になった方には「日本を守ってくれた」の声が続々届いたそうです。備蓄の問題、市町村支援の問題など改めて県という行政の果たすべき役割なども痛感しました。藤野さんはじめ被災地支援センター(3か所)の皆さんの奮闘に敬意を表します。この国で被災したために今なお苦しみの中にある方々にとどく支援を追求し、神奈川においても今月二回も震度5の詳しく展開する時間がないので藤野さんのfacebookをぜひご覧ください。こちらです。
私が印象的だったのは、またも共産党のアピールの下手さです。奥ゆかしい仲間が多すぎます。非合法で活動していた時代ではないのですから、一緒に取り組む団体に遠慮があるのか、党が作ったセンターなのですからアピールすればいいのに。被災地で46号まで発行している新聞には共産党の共の字もない。身に着けるビブスにもセンターの名前しかない。でもアピールして議席をとらないと、被災者支援に財源を割くよう働きかけることができる国会の議席を増やせません。真に被災者のためになるためには議席をとらないといけないのですから。
地元では自民党の国会議員はその秘書さんが地元の盆踊りでは首から議員の顔写真と名前を大書きしたA5くらいのカードを下げて踊っていらっしゃいます。統一協会とも縁のある議員なので一緒に踊っていてなかなか不愉快です。私は自分の選挙の時でもそれはできません。私もまた奥ゆかしい一人(笑)
このあと私から県政報告を行い、井坂議員からは県の単独補助金の主だったものを説明しました。各地の議員の取組、市民運動など大きな学びになりました。