大山奈々子
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自交総連 神奈川地方労働組合第70回定期大会でご挨拶

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3日は、全国自動車交通労働組合総連合会の定期大会にはたの君枝前衆議院議員と参加させていただきました。自交総連のみなさんとは昨秋、ライドシェア導入反対県庁前集会でご一緒して以来。県はこの間、三浦での実証実験で一日平均5回(少💦)の利用があった、事件事故はなかったとして県内拡大の可能性が知事によって答弁されたところです。

私からは「7町長懇談では、地域公共交通に対するニーズの強さを感じた。部活の地域移行のために学校がタクシー会社と提携して子どもを送迎してもらっている例もあった。人工透析患者の皆さんとの懇談では、人工透析の施設のある病院までの足の確保が課題になっていた。タクシー業界の新しい可能性を感じている。ライドシェアの導入も、リスクも顧みず現行の保険証を廃止してまでマイナ保険証を導入するのも根は同じ。IT業界からの政治献金にこたえるため。共産党はこういう見返りを求めるお金を受け取らないからこそ国民のニーズにまっすぐ応えることができる。国会に畑野さんを戻していただきたい」

県議会ではライドシェア導入に関連する議案に反対したのは共産党だけだったこと、こういうユニオンの皆さんから実態を聞いているからこそ、反対できる」的なことを訴えました。

集会では運輸交通従事者の相談にのり、不当解雇や不当な配置転換などと戦ってきたユニオンのかた、弁護士の方からのご挨拶も。会社によってはタコメーターを改ざんしてまで不正を働くところがあったり、朝7時から翌朝5時まで連続勤務させたりというひどい実態もあり、と語られました。全国の書記長さんからは、タクシー業界がいまややお客が戻って潤っていてライドシェアの問題意識が弱いところがあるが、このままだとタクシー会社が成り立たない事態にもなると警鐘が鳴らされました。

ふと県のHPを見ると、「かなライドの車両に軽自動車が追加されます!」の文字。え?調べてみました。「これまでは、軽自動車を使用したタクシーについては、軽自動車が一般のタクシーのように走行距離の多い使用形態に適するものとは言い難く、また、関係諸制度の適用面で問題もあることから認めていなかったところであるが、民間患者等輸送に使用される軽自動車(以下「軽福祉タクシー」という。)は、患者等輸送限定の利用であれば走行距離も一般のタクシーと比較して短く、関係諸制度の適用面で特段の問題がないことから、患者等輸送の車両に限り、これを認めることとする。」(平成13年国土交通省自動車交通局旅客課長通達

もっとわかりやすい説明は「taxi site」が軽自動車について解説したものより

「タクシー車両としての安全基準に適合していないとして使用が認められていません。
現在使われているのは、車椅子を積める軽車両が介護・福祉タクシーとして増えています。これは狭い裏道路にも入って行けるという利点からです。また電気自動車も認められています。」

ドライバーの専門性に目をつむり、車両の安全性も後退させて押し進めるライドシェア。国ではライドシェア新法が狙われています。国政を変えなければ。


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