「あのねタイム」(*^^*) 子どもと1対1で向き合う時間
教員採用について教職員人事課と懇談した後、元教員同士、早川さんと教育現場の話になります。今の学級規模では子どもたちと向き合う時間がなかなか取れない。小学校教師がほぼ休みなしな実態を聞く。私も「高校教師自体、子どもたちと話すのは大好きだったけれど、職員室でお昼食べてるときに子どもが来ると、やはり休めないという気分はあった。それなのに小学校の先生は給食指導しながらですものね、休みにならないですよね」というと、こんな話をうかがいました。
「私は給食の時間を利用して、あのねタイムっていうのをやってたんですよ。毎日一人ずつ順番決めて5分間、このごろどう?って、子どもと話をする時間をつくったんです。これがなかなか好評で今度は私の番だとお家でも楽しみに話してくれていたりね。高学年になったら面談タイムとか言ってたけれど」
「わあ、これは素晴らしい!それは大事な時間でしたね。よくその発想がありましたね~。私もやりたかったなぁ。私の時は45人学級だったんですが、通知表をつけるときに、とても成績のいい子やとても問題があった子は印象に残るけれど、教科とHRだけのかかわりではごく普通の子はなかなか話せていないなと…いい方法を思いつかれましたね~」
<面談 イラスト フリー>で検索して出てくるイラストはどれも先生と子どもの間に書類が。こういう成績表など関係なく、ただただ雑談する時間がいかに貴重か。タイムマシンに乗って過去の私にやらせたい。

なんというか目から鱗が落ちる思いでした。休めないと文句言っていないで(いや、もちろんこの訴えは重要で労働環境改善は急務ではあるのですが)そんな中で子どもと正面から向き合う時間を編み出した早川さんをリスペクトしました。そしてこういう先生が休みを削る工夫をしなくても子どもたちが先生あのね、と切り出せるためには少人数学級が必要なのです。学校規模をコンパクトにすることも。