賃金引上げ生活危機突破 神建連総決起集会に参加
関内ホールで行われた神奈川県建設労働組合連合会の決起集会に参加させていただきました。午前中には県への請願行動が行われ、同日に決起集会という新たな取り組みです。
建設職人は低賃金の状態におかれ、若者の後継者不足問題が大きな課題となっています。四人家族で400万に満たない実態が語られました。
以前、対県交渉の場で聞いた話ではこのままだと10年後には建設従事者が半減するという試算があるそうです。それに対して県の支援策は、若者が建設業にこないのは、社会保険に入っていない事業所が多いからと、未加入事業所への指導強化が説明されていました。しかしそれは抜本的な解決にはなりません。
県側は「建設業はまさに県民の暮らしを支える大切な分野だと認識している」といったのですから、小手先の対策ではなく公契約条例など賃上げにつながる施策を実施して、かつ後継者の育成事業にも助成制度を設けていく財政出動が求められるところです。
集会には民主党の議員も来ていました。。9会派のなかで公契約条例に賛成しているのはわが会派だけと話されており、会派なしの口惜しさを感じ、実際に実現させる際にはぜひ手を結びたいと思いました。※この話は次回以降続きます※
私は昨年、2014年度予算要求を県に提出した際に、次の事を訴えました。「対県交渉するみなさんは誇り高く、このようなことはおっしゃらないけれども、地域訪問で人から伝え聞いた話では、賃金が低いから手抜きするしかないというつぶやきが建設業者の中であったそうだ。これでいいのか。手抜き工事で甚大な事故を招いた事件もあった。労賃の引き上げに取り組まない県の姿勢はこういう命に係わる分野で命を守り切れない事態も招く危険性がある。県の責任で改善を取り組んでほしい」
この視点だけは建設業者側からはいえないと思ったので訴えましたが、これは聞いていた政策担当者の表情が動いたと感じました。
上の写真は関内ホールから県庁まで楽団を先頭ににぎにぎしく練り歩くパレード。私は二列目中央で団結鉢巻を締めて叫んでいます。「黒岩知事は県民の声を聞け~!!」このシュプレヒコールに私はひときわ声が高くなりました。
お隣には連帯してかけつけた京建労(京都の建設組合)の人がいらしたので、京都話で盛り上がりつつの行進となりました。楽隊つきのパレードは通行人の注目度抜群でした。たくさんの動画を取られているのがわかりました。
上の写真は港北区の建設横浜の方のとなりでまたうれしそうな私です。よく志位さんが団結鉢巻を締めているのを見て、これこそ国民とともに闘う姿だと思っていたので、鉢巻がうれしかったようです。