大山奈々子
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新日本スポーツ連盟で聞いた「新しい公共」?

ブログコメント4

imagesスポーツ川崎で行われた神奈川県連盟第47回総会でご挨拶させていただきました。この新スポ連の中の後援会のみなさんには選挙の時に懇談し、応援していただいたのでお礼もかねて行きました。

略称、新スポ連はこのように 多種多様なスポーツを愛好する人たちの団体で、スポーツを通じて平和な世界の実現に貢献するという目的ももっているユニークな団体です。受付ではランニングや、卓球など種目別に名前を書くところがありました。

私のご挨拶の趣旨

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陸上をずっとやってきたけれど、息子とともにサッカーをすることになって審判資格もとり、フットサルも楽しんだ。しかし、経済的に困窮してダブルワークでフットサルにこれなくなった仲間もいたりして、ささやかなスポーツの楽しみですら、奪う世の中であってはならないと思っている。

港北では毎年新スポ連主催の横浜駅伝が行われていると知り、4月に行ってみたら、500チームという盛況ぶりで感激した。鶴見川にトイレを設けるという希望は、大会参加者のみならず、地元住民の願いでもある。実現に力を尽くしたい。

県では、東京オリンピックパラリンピック開催にあたって、競技の誘致活動をし、江の島がこのたびセーリングの会場となり、藤沢選出の議員たちを県庁大ホールに招いて賑々しくクス玉まで割ってお祝いしたのはいいけれど、一方で財政難を理由に障害者の方々がスポーツを楽しむことができる数少ない施設を、営業時間短縮し、学校や職場の帰りに楽しむ場所を奪っている。オリンピック・パラリンピックを派手なイベントで盛り上げるだけの大会ではなく、日常的にスポーツに楽しめる環境づくりにつなげていく契機としていくべきではないかと思う。県議会では文教常任といって、教育とスポーツに関わる委員会にいる。スポーツ振興のために力を尽くしたい。

何より、戦争立法を止めなければ、平和あってのスポーツです。廃案にむけてがんばりましょう。

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この大会では、国および地方公共団体の責務を謳ったスポーツ基本法が制定されたのにも関わらず、その精神に反して神奈川県が「新しい公共」事業の名で、公の役割を民へと譲っていく方向を打ち出している。ということが報告され、私が気付いていないことだったので、これはきちんと勉強しなければと思いました。

 

山のグループが3,11後の福島の子どもたちを支援していたが、夏休みに福島の子どもたちに神奈川にきてもらうプロジェクトをやろうとしたら、子どもたちは海に行きたいという。急きょ、水泳部門の人たちの力を借りて海遊びを企画した、という話など、スポーツ団体ならではの楽しい話をいろいろ聞きました。

本当にせめて生活の中にスポーツを楽しむ時間を保障できるような国にまずはならねばと思います。県ができることを探っていきたいと思います。

 

 

 

 


コメント

  1. 中村 孝より

     良い挨拶をされましたね。
    江の島での一オリンピック会場となったことも、経済効果しか考えないことと弱者のスポーツには無視する姿勢が浮き彫りされています。
     多摩区スポーツセンターは十数年かかって’11年にやっと開設されました。
    温水プールつきです。誰でも楽しめる施設となりましたが、PFI方式の施設となり、使用料がかかってしまっています。
     国や県は底辺が広がらないと本当のスポーツ振興ではないということも知っての、現在のスポーツ政策に終始しているのですね。

  2. 鈴木やすより

    かつて60年安保時の安保闘争中、今の安倍総理の祖父たる岸信介総理が国会を取り囲むデモ隊に言及して「これが国民のすべてではない。国民の「声なき声」に私は耳を傾ける。今日も後楽園球場は満員だったそうじゃないか。 」と言った言葉を思い出しました。またある野球選手(長嶋茂雄氏?との噂あり)が当時「共産主義の世の中になったら野球が出来なくなる」と発言し物議をかもしたという話題を思い出しました。1961年生まれの私は勿論60年安保の経験も記憶は無いですが(笑)。
    また以前、川上哲治氏(1920年3月23日~2013年10月28日:巨人監督等)の講演を聞いたのを思い出しました、氏は「戦時中(1944年11月まで)も職業野球(プロ野球)はやれていたが、多くの国民の視線は厳しかった。この緊急事態に野球とはけしからん等罵声も浴びせられた。その後故郷熊本で農業に従事したが、1945年11月に東京での職業野球の再開出来た時の喜びは一生涯忘れられない。」(大意)と語っていたのを思い出しました。
    諸々記載しましたが、このブログを読んでいて大山さん御指摘のとおり、やはり平和あってのスポーツだとあらためて痛感しました。そのような見地からも「戦争法案」は廃案すべきと考えます。
    また、昨今特に「基本法」に類似する対策法や推進法とかの法律を制定してもなかなか実効性が乏しいと考えます。
    以下私が昨今課題であると考えている(あくまでも私見)法律を掲示しました。
    「子どもの貧困対策の推進に関する法律」(平成25年6月26日施行※約2年経過します。)
    「過労死等防止対策推進法」(平成26年11月1日施行)
    「生活困窮者自立支援法」(平成27年4月1日施行)
    何れも「地方公共団体の責務」の条文があります。ぜひ県議団の力で時間はかかるとは思いますが神奈川県独自の実効性のある施策を実現して頂きたいと考えます。

  3. 大山奈々子より

    中村様

    底辺が広がらないと本当のスポーツ振興にはつながらない、これは委員会でも使わせていただきたいと思います。
    多摩区のプールはよかったですね。ただ儲けとセットで…。あまりもうからなくても楽しんでくださいという姿勢は最近の行政には欠落していますね。

  4. 大山奈々子より

    鈴木様

    最近、私は法律にすごく興味をもつようになっています。遅っ?
    ご紹介頂いた条文も読み込んで討論に生かしたいと思います。
    ありがとうございます。

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