大山奈々子
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Nothing about us without us

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港南区市会予定候補、元県議のみわ智恵美さんとカチワリ氷を売るように赤旗を販売したあと、私が学びたい分科会に行きました。

私は障害者問題への理解が弱いと思っています。

駅ホームドアの問題で視覚障害の方と出会って、また、障害者施策のことで車椅子の方々と関わるようになって、本当にその人の身になって考えることがどんなに難しいことか痛感しています。

私が大学生のころ、ほんの30年前にやっと駅ホームに点状ブロックがついたというこの国の障害者政策の遅れぶりもショックでした。

「障害者も一人の大人として社会の中でくらしたい」分科会にいって学びたかった根底にはそういうわけがありました。

大切なことをたくさん学びました。

2014年1月20日には日本は障害者権利条約を批准しました。

世界で140番目。法律ができたからといって変わるとは限らない精神科病棟の居住系施設への転換問題や、65歳になると介護保険が強制的に優先され、障害福祉が打ち切られる問題、など「公助」が圧倒的に足りていない状況をどう変えていくか、他の者との平等を基礎として、一人でも地域で安心して暮らしていける社会をどう築くか、共に考え行動しようという提起がされました。

この分野で日本の特異性があきらかに。

○障害のとらえ方が人口比率でWHO(世界保健機構)の算定では15%。日本は6.0%。

この数字が示すものは障害者手帳を交付する範囲が日本が非常に狭いということ。医学的モデルオンリーで考えて、他者や環境とのかかわりでみることができていない。

○障害者差別禁止法が整っている先進国にくらべて、日本は障害者差別解消推進法という煮え切らない法律名。禁止法という強い内容のものが認められたら会社で雇用すべき障害者枠を広げないといけなくなるからだそうです。ここにも企業の論理。

『一部の人々を締め出す社会は弱くもろい社会である』との言葉が紹介された。本当にそう思う。

表題は『私たち抜きに私たちのことを決めないで』

党県委員会では近々障害者のみなさんとの懇談が予定されています。