大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

12月本会議が始まりました。またも企業誘致に巨額を。

ブログコメント1

知事が冒頭議案説明を行いました。

詳細は加藤なを子議員のブログをご覧いただくとして、知事の議案説明の中で、驚いたことは、県政における大きな無駄遣いの一つと私たちが思っているインベスト神奈川政策、

約50社に10年で700億近く助成してきた1stステップ。94%は大企業向けでした。2ndになって、中小企業支援の観点もいれるとして投資要件を引き下げましたがそれでも大企業が70%を占める助成制度でした。次にインベスト2nd+という減税方式に変わり、新たな局面を迎えたということでなんとまたも100社を目安に1社あたり5億~10億もの助成を行って企業誘致するという。

先日、私たちが水ビジネス推進のベトナム視察を反対したことを受けて議会運営委員会で「一部の企業の利益になることを反対する共産主義の思想は私たちとは一線を画す」という趣旨の発言がありましたが、共産主義を持ち出す以前に自治体の仕事の根幹が福祉増進であることを思い出していただきたい。

教育、高齢者福祉、子どもの福祉、どの指標をとっても全国最下位クラスという福祉が遅れている神奈川で、もうけている産業をさらにもうけさせる支援、県民に還元されたかどうか検証結果も芳しくない支援に回す税金は、困っている人を助けることにまず回すべきだということです。

写真は防災服が先週やっと出来上がりました。腕の長さや胴囲など詳細に測って作られたもの。団長は横須賀で16年間一度も着る機会がなかったと。もったいないな…。防災服が出番がないのはいいことですが。木佐木議員が寒いからと着用しており、灰色かと思い込んでいた防災服が鮮やかな配色であることに気持ちがノッて、着てみました。仕事の意欲を掻き立てる色というのはあるものですね。裾上げが必要です。

なんかの捜査官みたいだといわれたので「科捜研の女です。」と沢口靖子になりすましたところ、木佐木議員は「六角精児です。」『相棒』か…

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コメント

  1. 鈴木やすより

    先日、立命館大学のK教授から「脱貧困の社会保障」なる講義をお聞きしました。端的に言って安倍政権が言っている「世界に冠たる日本の社会保障制度」は全くの事実誤認であるとの結論です。「国民一人あたりの社会保障給付費」はスウェーデンの約69%、ドイツの約88%だと指摘(詳細省略)されておりました。
    さて12/5の神奈川新聞によると県などの調査で県内のひとり親家庭(殆どが「シングルマザー」)の現状を調査したとの報道がありました。「非正規雇用」が51%。「年間収入100万円台」が35.7%。「預貯金ゼロ」が33.9%だそうです。黒岩知事も県議会で「市町村とも連携して子どもの貧困対策に取り組む考えを示した。」と報じています。私はこの問題(特に「子どもの貧困問題」)は単なるパフォーマンスでなく地方自治の本旨として県が真剣に取り組むべき課題だと考えます。

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