大山奈々子
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最低賃金887円に!10月1日から。裁判の傍聴を。

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運動が実を結んで来ています。

神奈川の最低賃金が現行の時給868円から19円アップの887円に改正されました。10月1日発効です。

神奈川労働局では最低賃金の引上げで影響を受ける中小企業を支援する事業として、さまざまな経営・労務管理に関する課題に対して、ワン・ストップで無料相談に応じる「神奈川県最低賃金総合相談支援センター」(電話045-641-0111)も設けてられています。

最賃ぎりぎりで働く労働者がこの引上げ要件を満たされていない場合のために神奈川労連の労働相談もお知らせします。

電話の方は0120-378-060です。

大阪の労組のページにあった計算式も載せます。最賃を下回っていたらぜひ上記にご相談ください。(しかしこの大阪のページの「819円にあがったんやでえ」というのは2013年のことであり、神奈川は大阪より高いのであくまで現行868円、10月1日からは887円でくらべてください。)

全国ではじめてここ横浜で最低賃金時給1000円以上を求めて厚労相と神奈川労働局長を相手に闘われている最賃裁判。あらゆる裁判でいわれることは、傍聴席を満席にできなければ勝てないと。市民の関心の高さを示すわけです。

少なくとも私がいくようになったここ4.5回、最賃裁判はほぼ毎回満席になっています。夏休みには高校生が夏休みの課題の一環できていたのもうれしかったですね。♪ありのままで~♩

いいことはないんだよと。

次回期日は10月22日。水曜日@横浜地裁 10:30始まり。

20分前までに受付することが必要です。定員オーバーの際は抽選になります。陳述者の声はよく聞こえるのですが、裁判官や弁護側の声が聞き取りにくく、専門用語も多くてなんだかなと思っても、裁判後必ず原告団が報告集会を近くのビルで開いてくれますので安心安心。その後デモになることもあります。

ぜひご参加ください。写真は前回8月4日の時のデモです。

私は次回参加できないので残念です。

最賃裁判傍聴は、過酷な現状を胸に刻み、集会では毎回原告や弁護士さん、全国で闘う仲間から貴重な学びが得られます。

欧米先進国のなかで1000円から1200円越えが主流となっている中で日本がいかにおくれているか。

経営に苦しむ企業においては最賃引き上げのために国の財政出動がまたれるわけですが、そのためにフランスが5年間で2兆円、アメリカが8000億出しているのに日本が90億。国の姿勢が桁違いだということが明らかです。

年金で食べていけないから年齢を偽って仕事にでているが賃金が安く、二つ掛け持ちでへとへとになって働いているという生活相談の中でうかがった話と疲れ切ったご婦人の顔賃金が安くてもう一つバイトを入れるから、もう好きなスポーツをする時間もないとうなだれた若者の顔…

労働者が元気に働ける国でなければなりません。