大山奈々子
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自由法曹団神奈川支部の弁護士さんたちが神奈川県議会代表質問問題で声明を!

ブログコメント7

県議会、議会運営委員会で日本共産党の代表質問権を制限する協議に入ろうとしている問題で、県内外から多くの疑問の声、ご批判が聞かれます。

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原因を作った私たち日本共産党県議団も、会派として議会の発言の中でミスを犯さないよう襟を正し、緊張感をもって事に臨まなければならないのはいうまでもありません。しかし、議会の手続きにのっとって正式に謝罪や訂正をしているうえに発言制限は受け入れられません。私たちは県民に送り出していただいた議員です。いろいろな使命を担って県議会に来ています。実現したいことがたくさんあります。

議会局や他会派に働きかけてくださっている方々もいらっしゃることは、励みになります。今日は弁護士さんたちが抗議の声明を発表してくださいました。ご覧になってください。こちらです。2016.5.10声明

明日の議会運営委員会はこの代表質問のことが審議される可能性があるということで実に多くの方が県庁にいくよといってくださっています。

【傍聴手続き】
午前10時半開会のため、10時までに新庁舎5階議会局議事課に申し込む。
定員は16席のため、超えると抽選。
傍聴者控室は、委員会会議室が用意されています。抽選もここで行われ、抽選が
外れた場合も、この控室を引き続き利用できます。

当日午前中に協議されるか、場合によって翌12日になる可能性もあり、流動的です。
詳しくは、議事課委員会グループに電話で問い合わせてください。
 電話045-210-7546または7544

共産党県議団の控室は、新庁舎7階、電話045-210-7882です。

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たとえば私たちが一年前初めての代表質問で取り上げたことは以下のような内容。こういうことを主張する権限が制限されるということです。

そしてさらに詳細はこちらの団のHPをご覧ください。

子どもの医療費無料化 年齢引き上げよ

image 井坂団長は、東京都や静岡県は中学校3年生まで補助対象となっているのに比べ、神奈川県は就学前までと遅れている。県民に冷たい姿勢を改め、対象年齢を引き上げるよう要求。

 知事は、全国的に見て遅れているとは考えておらず、対象年齢を引き上げることは考えていないと答弁し、県民の願いに背を向けました。

中学校給食実施のための財政支援を

image 中学校完全給食の実施率は、全国的には86%なのに神奈川県は25%と全国最低になっていると指摘。県が市町村と連携し、中学校完全給食実施を促進すべきであり、そのための財政支援を行うよう要求。

教育長や知事は、中学校給食を進めるため情報提供は行うと述べる一方、財政支援には否定的な答弁に終始しました。

温泉地学研究所の人員体制を整備する

 井坂団長は、職員の削減問題を取り上げ、特に箱根山のホームドクターとして活動し、観測データを蓄積している温泉地学研究所での職員不足が、深刻な事態となっている問題を取り上げ、人員配置を増員するよう要求。

知事は、研究所の使命、役割を果たすため、高い専門性を持った人員体制を整備したい。と答弁しました。

憲法違反の「戦争法案」の撤回を

 最後に、安全保障法案に対する知事の基本姿勢と基地問題について質問しました。
 これまで知事は「集団的自衛権の行使容認を否定しない」と述べています。しかし、集団的自衛権の行使は、憲法に違反しており、それを具体化する安全保障法案は撤回すべきと井坂団長は主張。こうした集団的自衛権行使の問題や、安全保障法案についての知事の見解をただしました。

 知事は、集団的自衛権の行使容認、国民の命と平和を守る国の責務を果たすためと受け止めている。と安倍内閣を擁護する答弁。そして、安全保障法案は、国会審議で十分な議論が尽くされることを期待する。と同法案の撤回を求める考えのないことを表明しました。

横須賀の基地強化「県是」に反するもの

 横須賀では、米原子力空母の交代配備やイージス艦の3隻追加配備。海上自衛隊が配備したヘリ空母は、オスプレイとの一体的な運用も考えられるなど、集団的自衛権の行使のための基地機能強化が進められている状況です。

 井坂団長は知事に、こうした動きは「基地の整理・縮小・返還に向けた取り組みを進める」とした「県是」に反するとの認識はあるのかと迫りました。

 知事は、「基地機能の強化にあたるか判断が難しい」「機能の強化が県民生活に影響を与える場合は、軽減を求めていく」と述べるものの、基地の縮小・返還の立場は示しませんでした。

 

 


コメント

  1. 鈴木やすより

    自由法曹団神奈川支部の神奈川県議会代表質問問題の声明については私も全く同感です。私は以前もコメント欄に記載しましたが「神奈川県議会基本条例」で「県民に開かれた県議会」「県民にこれまで以上に理解される議会活動」「県議会は県民の意見の集約と調和を図る立場を自覚する」「神奈川の未来は県民のため県民とともに築いていくものであることを改めて宣言する」(一部修正)等記載されております。私は繰り返しになりますが神奈川県議会特に「議会運営員会」はこれらを忠実に遂行しきちんと県民に説明する義務があると考えます。
    また私は今回の一連の流れを良識ある神奈川県民が注視しており、私は神奈川県議会として恥ずかしくない良識ある運営を心がけることが肝要でありそれ以外の行為は伝統ある神奈川県議会の歴史に大汚点として残るであろう「自殺行為」であり現に慎むべきと考えます。

  2. 高橋由美より

    県議会がおかしい!との情報を得たので,私も本日,議運の傍聴に行きました!・・・残念ながら私は外れてしまいましたが,神奈川県の弁護士が2人午前中の議運を傍聴しました。そこで議論されていたことが・・何度傍聴した弁護士の報告を聞いても,問題点がさっぱりわかりません。議運で決定していない「未定の」議事をブログに書いたことが問題といわれても・・5月の第2回定例会(これは実質的にはほとんど最初の議会ですよね)で,正副議長を選任したり,議運を選任したりする予定です,と県民に対していうことにどういう問題があるのでしょうか?初回の会議で正副議長を決めるのなんて,どこの団体だって当たり前でしょう?どうしてそれを,県の主人公である県民に知らせてはいけないのですか?                  本日の議運での状況は,私が弁護士だから,共産党への議運の他の委員の発言を間違っていると感じる,というよりは,一般人の感覚で,今日の共産党への批判,というより集団いじめはあり得ない,という感じです。これは議会の自律権の問題ではありませんね。神奈川県議会の作っているルールそのものがおかしいといわざるを得ません。議会という,最も民主主義を貫かなければならない場所での,多数派による,全く理由のない少数派いじめに外なりません。このような状況を共に変えていきましょう!

  3. なめねこより

    ネット上にはこんなコメントもありましたよ。ほんの一例。自民党王国の私の住む自治体でも今の神奈川県議会のようなことはありません。

    ①共産党嫌いな人までが今回の件はおかしいと思っている
    ②共産党は正直消えろと思ってるくらい大嫌いだけど、レッドパージはさすがに議会制民主主義国としてやってはダメなやつ

  4. 大山奈々子より

    鈴木さん 高橋さん

    ありがとうございます。
    声明を出してくださったり、傍聴にきてくださったり。
    小話ですが、あの議運のテーブルは1000万円だそうです。
    1000万円のテーブルに相応しい議論かと思うと恥ずかしさもひとしおです。

  5. 大山奈々子より

    なめねこさん

    共産党消えろか…((+_+))
    ま、それはともかくおっしゃる通りですよ。
    ネット上でも支持政党、居住地問わず、頑張れの声をいただいています。

  6. 鈴木やすより

    11日に開かれた議会運営員会での議事録(11日(水)午前中の箇所)を「神奈川新聞」のネット版で拝読しました。特に加藤なを子議員(以下「加藤議員」という。)のブログが問題視されていました。以下この件を中心に長くなりますがコメントさせて頂きます。
    「神奈川県議会基本条例」
    第4条(議員の役割)
    (3) 民意を県政に反映させるため、日ごろから、県政について、地域又は県域の県民の意見を聴き、及び県民に説明すること。
    と規定されております。このような条文を持ち出すまでもなく加藤議員のコメントは議員として至極当然のことであり何ら問題視される道理は無いものと考えます。
    また某委員の発言では「一般社会では事前に決められないことが漏れるということが大問題なんですよ。」「気を付けなければならない」という軽い発言ではなく、重く受け止めて適切に対処していくという姿勢が感じられない。」等の発言がありました。加藤議員のブログのどこが「軽い発言」なのでしょうか?県民に議員として説明しているのではないでしょうか?
    私は少なくとも「一般社会」に身を置いている一県民ですが某議員ははたして「一般社会」とは何かを理解されての発言なのかはなはだ疑問に感じます。
    更に「例えば、企業なんかの人事もそうですし、様々な決定事項が事前に漏れるということは問題だという話だ。」ともありますが加藤議員のブログの内容に「人事」(「一般社会」では通常「人事」といえば具体的な氏名等を指します。)の具体的内容(公益に反するとか県民が不利益になる情報等)が記載されているのでしょうか?
    私は議会運営員会の大先生方に以下の点を再確認願います。
    「神奈川県議会基本条例」
    第4章 県民と県議会(県民参加の推進等)
    第11条 県議会は、次に掲げる事項に留意し、主権者である県民の議会活動への参加を推進するものとする。
    (1) 会議等を原則として公開すること。
    (2) 積極的な情報の公開及び提供に努めること。
    さて近年、厚生労働省は、職場のいじめや嫌がらせの対策を検討する有識者会議で「職場のパワハラ」について、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える、職場環境を悪化させる行為」と定義しました。
    また、パワハラにあたる行為を明確にするため、(1)暴行、傷害(身体的な攻撃)(2)脅迫、暴言(精神的な攻撃)(3)隔離、無視(人間関係からの切り離し)(4)過大な要求(筆者追加:理不尽な要求)(5)過小な要求(6)私的なことに過度に立ち入る個の侵害――の六つに類型しました。例えば場合によっては「俺の言っている意味分かる?」との発言も「パワハラ」になる可能性が充分あります。
    以下、猛省願います。
    「神奈川県議会基本条例」
    (議員の使命)
    第3条 議員は、県民の直接選挙によって選ばれた公職として、常に県政の課題を把握し、公益性の見地から、県全体を見据え、県民の多様な意見を県政に反映させることを使命とする。
    くれぐれも神奈川県議会の議会運営委員会が「ブラック企業」化されていることに良識ある神奈川県民の怒りを感じる次第です。

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