大山奈々子
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県立高校の先生たちと懇談 

ブログコメント6

yjimage7U0WZGQGしばらくぶりに、県立高校にお勤めの先生たちと懇談する機会を得ました。定期的に先生方と懇談する機会は一月置きにありますが、多くの先生たちと一堂に会する機会はなかなかです。地域も校種も年齢も多岐にわたり、学校現場の諸課題について生の声が聴ける貴重な機会です。

私からは県政報告をさせていただきました。先生たちがお相手なので、特に文教常任委員会のことをお伝えしました。

その後、先生たちからの声をうかがいました。

〇定時制の給食費補助の問題

〇教科書採択の問題

〇日本学生支援機構(旧日本育英会がやっていた奨学金業務をしています。その予約事務作業を学校の先生たちが担わされている件を委員会でとりあげました。所得状況など極めてプライベートな情報を扱う問題、通常業務に加えて非常な負担になる多忙化の問題など。県教委から機構のほうに事務の簡略化を求める意見をだしていただきました。他県からも出されたようです。)今年も申し込みが格段に増えていること。

〇何日までに何をやれという通知が県教委から非常にタイトなスケジュールで来る件。人手不足なのかもと、教委をおもんぱかる声もありつつ。

〇統廃合になる学校に具体的な情報が無く現場で不安が広がっている件。

なんといっても一番話題になったのはこちら

〇警察と学校の連携に関する問題も。

 


コメント

  1. 鈴木やすより

    現場の声を聴くということは非常に重要かつ有益だと考えます。
    以前、「奨学金とブラックバイト」関連について学んだことを思い出しました。今回大山さんのブログで問題とされていた教職員が奨学金対応の事務に多くの時間を取られるということと個人情報を扱わざるを得ないという点は早急に是正が必要だとその時の講師も指摘していたのを思い出しました。また以前定時制の学校の先生が、学校納付金の滞納が多く督促にご苦労されていると話されていたのも思い出しました。
    また昨今の新聞報道では非常勤や臨時教員の劣悪な労働条件が報じられておりました。私は教職員の労働条件とりわけ長時間労働(この問題は部活動の休養日の問題等とも絡んで相当根が深いとは存じますが)を少しずつでも是正すべきと考えます。

  2. 鈴木やすより

    昨今「経済的理由で進学をあきなめないために~奨学金やその他の経済的支援制度~」という内容の学習会に参加しました。その一つで奨学金に詳しい弁護士の話を聞きました。
    現行の奨学金制度の問題があり早急な是正が必要なのはここで省略させて頂きますが、現行の制度も法的にも相当複雑な構成でありこの方のような専門的な弁護士でも根拠の法令解釈が難解であると話しておりました。また日本学生支援機構の勝手な解釈や運用も多いと嘆いてもおりました。
    また会場参加者の定時制高校の先生も「制度が複雑で一体どれだけの方が理解しているのか常に疑問を持っている。」との会場発言がありました。また大山さんのブログにも同様な内容がありましたが日本学生支援機構が本来説明すべき案件にもかかわらず教職員に説明させている件。また事務手続きを教職員に委ねている件等の指摘もありました。
    日本学生支援機構の回収手法の凄まじさも理解出来ました。今や「ローン化」し「サラ金」より悪質な制度と化した「奨学金」に関して私は我が国の異常に少ない教育予算を含めて奨学金制度そのものを早急に是正すべきと考えますが、私は専門家が(勿論神奈川県としても)きちんと「奨学金」について生徒は勿論、教職員及び父母等にきちんと説明(教育)する必要が有るのではこの問題に関しては素人の域ですが僭越ながら問題提起(質問)させて頂きました。
    今回の弁護士も弁護士会で「奨学金」についての分かり易いDVDを作成中であり、また学校等必要に応じては説明に伺っていますが更なる周知徹底も課題であるとも認めておりました。制度全体の是正も必要ですが出来る範囲からの是正が必要と痛感した次第です。

  3. 大山奈々子より

    鈴木さん

    ありがとうございます。そうなんですよ、先生方へのプレッシャーは生徒に跳ね返ってくる問題ですものね。

  4. 大山奈々子より

    鈴木さん

    ご指摘ありがとうございます。なるほど、そんなに難解…確かに奨学金業務について現職の先生に聞き取りしたときに、ネット入力も時間がかかりすぎてタイムアップしてまた一からになる、生徒のその作業につきっきりで大変という話を聴きました。
    そして返済しない学生の多くが「返さなければならないものとおもっていなかった」という理由なのだときき、驚きました。国の方にも求めていきたいと思います。

  5. 鈴木やすより

    「奨学金」については多少なりとも是正の動きが出ていますがまだまだですね。
    日本学生支援機構の平成27年度第一種奨学金(無利息)の貸与金額が約3,173億円。第二種奨学金(利息付)の貸与金額が約7.966億円。合計で約1.1兆円。
    また国立と私立大学の授業料を無償にするのに約3兆円必要とのデータがあります。
    これらについて政府は「財源がない」といいます。
    しかし先日、安倍総理がアフリカ支援策として3兆円投資を約束しました。本当に逆立ちした費用の使い方だと考えます。

  6. 大山奈々子より

    鈴木さん

    3兆円!今度国がリニア新幹線開発になぜかJR東海に肩入れし、全額東海が負担するといってたものを大阪までの延伸を条件になぜか3兆円だすことに!
    危険なリニアに、環境破壊のリニアに3兆円だすか、日本の未来を支える若者に投資するか。本当に無駄なことに税金使うのはやめていただきたい。

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