大山奈々子
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シンハービールで「慈父」を悼む

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もう20年以上前になりますが、タイを旅行したとき、私は

プミポン国王の名を覚えて帰りました。なぜならば、

町じゅうに国王の写真があり、(それだけだと国策でそうすることもあるわけですが)

国民が本当に国王を敬愛しているのだと実感する場面を何度かみたからです。

詳細は忘れましたが、敬虔な仏教国ということも関係あるのかな、

ともかく、こんなに国民に愛される王様ってその理由はなんだろうと思いつつ。

 

10月13日に崩御されて、いろいろなニュースを見聞すると、

若いころに王位について以来、カメラとノートを携えて、自分の足で

国内を見て回られ、国民生活の実態を把握されたとか。その姿が

慈父として国民の口にのぼったといいます。

 

故国王の評価はその実績の詳細を知らないので語ることはできませんが、

この、自らの足であるくということは政治家にとって非常に大切だと思います。

 

私もいろいろな課題について、関係者から詳しく聞いていても

百聞は一見にしかずということで、先輩議員にとにかく現場を踏むことが大事だと

いわれるのが本当にそうだと痛感しています。

 

そこで、黒岩知事。

国王ではないけれど、910万人もの県民の代表です。

以前、本会議で他党の議員が、改修の計画もない県営住宅について、

ぜひ見に行くよう知事に迫った際、知事は明言を避けました。

神奈川のビジネス大使となって海外に出かける前に、

見なければいけない県内事情があるだろうと、プミポン国王の訃報にふれて

思うのです。


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