生存権裁判傍聴 生保「受給者」から「利用者」へ
生活保護基準切り下げに反対する生存権裁判。生活と健康を守る会や労働組合、年金者組合など25条共闘の仲間たちが集います。
今日の原告の陳述の要旨は…
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勤めていた職場の不正を指摘したら退職勧奨を受け、心の病が悪化したこともあり、辞職。それががきっかけで保護を利用するようになった。
切り詰めた暮らしの中でも月会費2000円のエッセイの会を生きる楽しみにしていたが、会場の変更で交通費2000円かかることになり、それは捻出が難しい。会員の厚意で会費を免除してもらっている。
お世話になっている先生には少しでも多く謝礼を払いたいというのが本当の気持ち。
今回の生活保護費の切り下げで約5000円の切り下げをされたが、この切り下げが無ければ、会費を支払うことができたのにと考えてしまう。
裁判所には私たちの現状を知っていただき、正しい判断をいただけるようお願いします。
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といったもの。この経緯は私が地元で出会った生保利用の方にも当てはまります。真面目に仕事をしようとした人が辛い目にあって厳しい状況になる…健康で「文化的な」生活とは問いかける中身でした。ほんの15分ほどで閉廷。次回はなんと12月です。
★小田原の生保ジャンパー事件のあともたれた検討会で、元利用者の方から「受給者」という表現は、生活保護が権利であることがわかりにくいという趣旨の提案がされ、「利用者」と言い換えることになったと聞きました。
これは全国でも広げるべき意識だと思い、以来、私は「生活保護を利用する方」のように言い換えています。この投稿を読まれた方お願いしますね。
この日の集会では生活保護に関する意識が高い方ばかりなので全員が「利用」と語っておられ、さすがだと思いました。
この時、弁護士の方とお話し、やはり神奈川県が監査の中で小田原の生保行政を「優良」だと評価していたことを問われるべきだと。
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下の写真は今朝の横浜駅一斉宣伝。畑野さんたちが来たときはシャツが中に入っていたのに手を振ったりチラシを配るうちにシャツがでてきてしまうという気崩れ変遷版。
テーマを決めずその時その時の課題を語る一斉宣伝。
私はもちろん昨日の北朝鮮のミサイルを軍事増強で対抗しようとする日本政府の姿勢を、アジアの平和のためにアメリカや韓国北朝鮮に働きかけて、米韓軍事演習をやめさせ、話し合いのテーブルに着かせる橋渡し役をやるべきだという論点で。
そして、軍事力を強めていく国家は国民が疲弊していくので、世界では軍事力依存から対話を中心にした平和の共同体づくりが始まっている。
それに逆行する日本政府の核兵器禁止条約を批准しない姿勢批判、北朝鮮にミサイル攻撃をする口実を与えないためにも最大の核保有国アメリカが同盟国なのだからしっかり核廃絶に向かわせる責任、など語りました。もちろん、県民局での私の質問も紹介しながら。