大山奈々子
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岸根高校の卒業式 鶴見養護の分教室の子たちも祝福

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卒業式シーズンは議会が集中しているシーズンでもあり、港北区でもお招きいただいたのに参加できなかった学校があり、申し訳なく思っております。わが娘も来年は卒業ですが、委員会によっては卒業式参加できないなあと、今頃気づきました。

岸根高校は私の子どもたちが通った篠原中学のそばにあり、地域連携で何かとお邪魔しました。議員になってからは鶴見養護学校の分教室があり、視察させていただきました。この日、鶴見養護の校長先生も参加されました。待合室で岸根高の先生が、分教室の子たちがお祝いを言いたいと校門で待っていますと伝えに来られました。

分教室の生徒は入学式や卒業式は鶴見養護学校で行うといいます。分教室に関しては思うところはこれまでも述べてきましたが、ひとまず、岸根高校の卒業式を分教室の生徒も祝福するという一幕はほっとしました。

年々涙もろくなり、生徒たちの入場のころには吹奏楽部の演奏に胸がいっぱいになり、景色がかすみました。

私自身はン十年前のこのとき、浪人が決まって脱力感があったなあ。今日まだ進路が決まっていない子もめげないでね。行きたい進路がかなわなかった子も、いいことあるから。働きに出る子もいるかなあ。親元を離れる子もいるよね…。自分の稼ぎで生きていく子もいるかもしれない…。本当に旅立ちの日だなあ。

高校教師時代、初めて3年生の担任として卒業生を送り出したとき、可愛がってきた子たちとの別れが悲しくて、教室に戻った時は生徒より泣いてたなあ。この日も、呼名の時にすでに声が震えていた先生は若かったなあ。どんなに辛かろう。二度と会えなくなる子もいるんだよそう。

あの頃の楽しかった教師生活が思い出され、いやな思いをすることも多い議員生活より先生のほうがよかったなあと思ってみても、あの時、家庭の事情で進学を断念しなければならなかった教え子がいて、その時の自分の無力感を思い出せば、ああいう思いをどの子にもさせないために私は議員になったのでは。じゃあがんばらねば。と思考がぐるぐるぐるぐる回っているあいだに校歌を歌う段になり。

一番目の歌詞に「平和の道」という言葉が入っていて、「四方の国を友として」これが三番目の歌詞の終わりです。いいなあ憲法9条の精神。

この春ご卒業のみなさん、おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 


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