大山奈々子
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第2回LGBT自治体議員連盟研修会で学ぶ

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LGBTを基礎から理解して、議会質問、政策提言に活かせる研修会と銘打ってお誘いがあり、今日5日、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターに研修に行きました。

まずこのセンターの活用されっぷりが盛んで、オリンピック後にこのよう都民に広く利用される施設として活かせることが大切だなと思えました。初回80名ほどだったと思いますが、今回は110名の申し込みがあったとか、会場についたら、北谷まり横浜市議や君嶋県議、川添伊勢原市議他神奈川の仲間や懐かしい他県の議員たちに会いました。

(終了後TV局の取材を受ける長岡京市の小原議員。この直前、当事者として議連立ち上げメンバーが新たなカミングアウト議員を紹介。ゲイです!と。議会の一般質問で性的マイノリティであることをカミングアウトされたということでした。)

(左端が世田谷区の上川あや議員。FtMトランスジェンダーであることを公表して選挙を闘い当選した『変えてゆく勇気』の著者。2012年には在日アメリカ大使館が選ぶ「国際勇気ある女性賞」を受賞。そして中野区の石坂議員、文京区の前田議員、豊島区の石川議員、入間市の細田議員、この5人が議連の立ち上げメンバーです。右の二人は新しく当事者として紹介されました。長岡京市の小原議員、滝川市の舘内議員)

★岡山大学医学部教授の中塚幹也さん

「トランスジェンダー、性同一性障害の実像と支援」

医師としてGID(性同一性障害)学会理事長としての経験2018年4月から性別適合手術に保険が適用されることになりましたが、まだまだ残る課題や支援、特例法などについて。

LGBTについては結構学んできたつもりでしたが、道徳教科書の半数に盛り込まれたこと、法整備がどんどん進んでいること、生殖医療と法整備の関係、多様な生殖の在り方などを新たに知りました。

◇驚いた数字◇

Q 2004年から2017年までに全国で戸籍上の性を変更した人は何人?

A 7000人以上です!    

★宝塚大学看護学部教授の日高庸晴さんの講演を聴きました。

『初心者も安心!豊富なデーターを基に゛説得できる¨LGBTの基礎知識』自治体での研修実績をもとに、調査結果や研修先で把握した学校現場の状況などお話しいただきました。無理解がいかに当事者を傷つけるか、逆に周囲の理解さえあれば何人の人を元気づけられるだろうかと、自治体で取り組む意義を感じています。

◇驚いた数字◇

衝撃的なのは電通の調査で性的マイノリティの数は7から8%とされていましたが、私はネットを通じての調査では実数と乖離しているかもと思っていました。ところが!三重の県立高校で、性的マイノリティにカウントされる子は実に1割近くに上っています。

この日に先立ち、自治体でどのような施策が進んでいるか調べる宿題があったのですが、神奈川県は頑張ってる方ではあるなと思いました。でもまだまだ改善しなければならないことは山積しています。

課題を認識し、希望を持って明日6日の研修に臨みます。

 

 

 

 


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