かながわハイスクール議会 傍聴をぜひ!
高校生たちが県政を論じるハイスクール議会というしくみがあって今年は3回あるうちの8月10日に傍聴できました。概要と実施主体は以下のようになっています。最終日は16日。知事が答えます!傍聴ぜひ。
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1 概 要 (1)趣旨 本年は、「かながわの可能性を信じて!」をテーマに、次代を担う高校生 たちが、同じ神奈川に生きる高校生同士が出会い交流し、神奈川の未来(あ す)への夢を描き、互いを尊重し支え合い、人々の多様な在り方を認め合え る「ともに生きる社会かながわ」の実現にむけた意識醸成を育むことを目的 に、昨年に引き続き「かながわハイスクール議会 2018」を開催する。
(2)実施主体 主催:公益社団法人 日本青年会議所 関東地区神奈川ブロック協議会 共催:神奈川県、神奈川県議会、神奈川県教育委員会 協力:かながわハイスクール議会2018実行委員会 神奈川県内各地青年会議所
(ケーブルテレビも取材に来られていました)卒業生がガイド役で参加していたり、運営も若いスタッフで楽しいオープンな感じでした。
娘の友人が申し込んだと聞いてその子が配属された建設企業常任委員会を傍聴。本物の委員会室を使って本物の委員会の数だけ10時から5時まで開催されるというハードなものでした。( )で心の声を。
防災がテーマということで、避難タワーをつくる話。
(わ、テーブル近っ!みんなで模造紙とかのぞき込んでる!いつもの委員会もこのくらい至近距離で議員間討論できればいいのになあ。出来レースのような当局とのやり取りだけではなく…)
そのメインテーマが県民一人一人が創造する街。
(私など大人の議員の傍聴は好きな時間にどうぞ、という緩いもの。普段から県民に対して傍聴の人数制限や時間制限をしないで懐深く受け入れるべきだよなあ。)
(オトナの県議会ではなかなか着目されない「一人一人」に目が行っているのが頼もしい。)
県民に投票してもらってタワーに入れる施設を決めようかという話になった際、「若者が投票いかなくてシルバー的なものになったら残念じゃん!」という声に「それはしかたないじゃん」
(そうなんだよ、選挙権行使しない人がその人たちに不都合な社会になってしまうんだよね)
といいつつ、話は高齢者が行きたいような施設ってなんだろ。住民票とか発行する簡単な手続き、郵便局だ!宅急便も!役所なんかがあるだけでも老人は足運ぶ意味があるのでは。うちのばあちゃんは病院行けなくて困っている。
(やはりばあちゃんと話している子は違う世代のニーズもわかるのね)
病院に行けるバスみたいなものがあればいいね。老人ホームってさ、住んでるの?通ってるの?
(わからないよね…)
などと、話は続き、ディズニーランドにある電車みたいなもの、まで夢が広がっていきました。
若い人は運動か自習スペースが欲しいよね。。
そんなの家でできない?
できないんだよぉ。本屋とカフェが合体して小説とか持ち込めるような(TSUTAYAカフェか?)
民間だから利益を求めれば参考書とかになっちゃうから、県がやるなら、図書館を入れて、その奥に自習室があるとか。
(おー!民間と公の違いをわかっていらっしゃる!)
わざわざ人が集まってやるかな?塾行く人は塾でやるし。一か月で一万円とられるとこもあるよ。家だと家で勉強できないとか周りでよく聞く。いつかの試験の時に朝早く中央図書館に行くとすでに埋まっていたし、需要はあるのかなと。…
ちっちゃい子が片隅であそべるテーブルは?うるさいかな?
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防災施設のはずが、話し合いを重ねる中で、暮らすのに魅力的なところという点がクローズアップされてきましたが、話し合うっていいなと、若い世代がそうじゃない世代を思いやって語り合う。できるだけ自分じゃない誰かのニーズをくみとろうとする、いい議員さんたちでした。
16日の本会議はどういう図が展開されるのか興味がありますがあいにく都合が合いません。知事がどういう答弁するのか心配です。
みなさん、お盆休みでお時間ありませんか?ぜひおいでください。
傍聴受け付けは13時30分から新庁舎6階本会議場前で。
教育長挨拶と金澤翔子さんの揮毫があって、8つの委員会から質問者がたち、知事が答弁するそうです。あいにく議事録はないそうなのです。
高校生教育委員会も傍聴したことがありますが、これまたオトナ議員より鋭くも温かい意見が出されたり面白いです。