大山奈々子
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黒岩県政 哀しき3題 その2 議員への暴言

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前代未聞だと言われる事態が議場で発生しました。藤井県議の代表質問の後、閉会後議場を去ろうとする藤井県議に知事が悪罵を投げつけた件です。

私たちが知事の無駄遣いの最大のものととらえているヘルスケアニューフロンティア政策を批判し、それに対して知事が答弁したあと、藤井議員が最後に要望を述べて質問を終えたのですが、その中にも的を射た批判が盛り込まれていたので、言い返したくなった模様です。

詳しい経過は神奈川新聞の記事と藤井議員のコメントが盛り込まれた藤井克彦ブログこちらをお読みください。

私も3月の予算委員会で批判した政策です。ご参考までにこちら(15分)です。

単純に言えば、医療健康産業を支援して先端医療技術や医療健康商品を開発することを県が手助けする政策ですが、企業誘致やテーマパーク設置なども盛り込まれ、予算は拡大し、人もつぎ込んでいます。本来この手の支援は国がやって国民全体で享受すればいいことで、地方自治体の本務である福祉増進を後回しにして取り組むことではありません。お金で商品やサービスを買えない県民の健康はどうなるという話です。

(私の予算委員会では、県民から要望が寄せられた施策ではないこと、一方で小児医療費補助や重度障害者医療費補助が10年も据え置かれていること。ポケットマネーではなく税金でとりくむ以上県民の声に真摯に耳を傾けるべきという論でした。)

今回の藤井議員の質問の中で明らかにされて、私の怒りも沸点にたっしたのが、教育現場で「未病」という概念を定着させるためにわざわざ練習帳を作って配布していること。ただでさえ、子どもたちが学ぶべき事項は多く、社会の複雑化により消費者教育や主権者教育、防災教育、人権教育、ITセキュリティ、など一般的な科目以外に学んでほしい項目もある中で、知事の好みで教材をおしつけるなど許されません。小学生5年生と高校生の保護者の方で未病ノート的なものをご覧になった方、教えてください。

神奈川新聞の記事によると知事に反省の色はなく、これは議会が愚弄されている件ですから議会としての対応を求めるべきと現段階では個人的に思っているところです。


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