岸まきこ知事予定候補の胸に迫る訴え
平和で明るい神奈川県政をつくる会の擁立する岸まきこさんの勝利をめざす2.7決起集会が関内ホールであり、参加しました。
待ちに待った知事候補です。今日の岸さんの訴えの中で心に響いたのは、「憲法は権力の集中を避けるために地方自治に権力を分けたのに、国の言いなりの知事では意味がありません。地方自治が国と対峙し、県民の盾となる必要があります!社会を変えていくのは特別な人の仕事ではありません。普通の人の一人一人が力を合わせて社会を変えていく時が来ています」
岸さんに期待する大勢の笑顔があふれる集会でした。
私たちも応援する立場でご紹介いただきました。嬉しそうに手を挙げているのが私です。共産党の現職県議と候補のみなさん、(残念ながら慶事やいろいろで全員はそろいませんでしたが、今のところ12名が発表されています。大きな議員団に)
黒岩知事は3選を目指しますが、私はこの4年間議会で向き合ってきて、三つの理由で知事にふさわしくないと考えます。
①県民不在。
広域自治体は基礎自治体を支える重要な仕事があります。けれど、市町村支援の視点がありません。最前線で県民を支える市町村の要望に応えないで自分の進めたい施策に注力するのは優先順位が地帯ます。
中学校給食施設整備補助制度の創設を求める市長会町村会の声、小児医療費補助制度の拡充を求める声を無視。知事在任中の8年間も医療費補助制度を凍結したまま、で「命輝く」とはよく言ったものです。先端医療産業を支援していれば健康寿命が延びるというのは健康格差を考慮しない発想です。
県立施設や補助金を軒並みゼロベースで見直すなんて発想は、県と県民が積み重ねてきた歴史に対する何のリスペクトもない暴君の所業です。
②国の悪政推進
唯々諾々とトランプ大統領の手先となって戦争のお手伝いをする国を作っていく安倍政権に対して、米軍の重要施設が集中している神奈川の姿勢は重要です。米軍基地のあり方、安保の細かな運用に際する取り決めである日米地位協定の改定(日本の権限強化)は日米安保に対する考え方を問わず多くの県民の願いです。
黒岩知事は基地県の知事で構成する渉外知事会の会長でした。
全国知事会では、地位協定改定に向けての6回の勉強会が開かれましたが、一度も知事自身が出席しないという姿勢は本気度が問われます。亡き翁長知事が沖縄から調査チームをイタリアやドイツに派遣して調査し、毎回遠路はるばる上京してこの会議にかけた情熱が全国知事会に地位協定改定の提言を全会一致で決議させるまでに道を開きました。米軍とはいい関係を築いていると豪語するならば県民の命がかかっている課題に真剣に取り組むべきです。
また、知事は水道事業法が可決される前に箱根の県営水道を民間に包括委託していました。国より先に営利目的の事業者に命の水を明け渡しているわけです。
国家戦略特区を活用しての大企業支援にも肩入れし過ぎです。産業政策がもっぱらグローバル産業奉仕に傾いています。一地方自治体の分をわきまえ、県内産業の持続的発展に心を砕くべきです。
③人権尊重の視点に欠ける
ヘイトスピーチに憤って見せても、朝鮮学校の補助金をカットしていてはヘイトスピーチを助長するようなものです。ここは説明が長くなるので、神奈川県弁護士会の警告をご覧ください。
朝鮮学校に通う子どもたちを先頭に二年間で10回も学校関係者が県庁に要請に見えているのに、安倍政権の仮想敵国づくりに手を貸して子どもの学習権を考えない冷酷な知事です。
ともに生きる社会かながわ憲章を作っても魂が入っていません。
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当たり前の人権感覚と県民の声に耳を傾ける知事の誕生を祈って、自らも絶対に次の議席を獲得せねばと決意した昨日でした。