井坂議員の代表質問。
1】県の財政運営について
(1)消費税の増税が県民生活に及ぼす影響について
(2)消費税の増税が県財政に及ぼす影響について
(3)臨時財政対策債の償還方法の見直しについて
【2】県の財政運営を住民の要望実現のために変えることに ついて
(1)医療費助成制度の拡充について
(2)国民健康保険料の引下げについて
ア)国に対して公費負担の増額を求めることについて
イ)均等割と平等割について
(3)藤沢市村岡地区への新駅の誘致をやめることについて
【3】県民の命にかかわる水道事業について
(1)広域化について
(2)コンセッション方式の課題と導入を促進しないことについて
【4】米軍人・軍属などによる薬物事件への対応について
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という中身でした。詳しくは後日張りますが、まずは概略を。
消費税についての認識は、知事は安倍首相と同じ考えを披露されました。私が産業労働局で問うた昨年も中小企業支援の担当者も大した影響がないというトーンの回答で唖然としましたが。県民生活や小規模事業者の苦境に心を寄せる姿勢がない。( `ー´)ノ
臨時財政対策債を返しすぎている件は見直しも含めて検討される感じです。(*^-^*)井坂さんの決算委員会での指摘で明らかになった問題です。ともすれば前例踏襲で行っていしまう事務があり、これもどうやらその一例であった可能性大。見直すことで財源を生み出せればいいですね。そしてそれが福祉増進に充てられればですが。
医療費助成制度の拡充と国民健康保険の引き下げに関してはまたも責任回避。小児医療費助成拡充に関してはこの4年間共産党しか言ってきませんでしたが、先日某政権政党も求めましたが、ここに対しても冷たい答弁でした。
神奈川より水準の低いところをみて、特に悪くはないという。「命輝く神奈川」が空虚に響く。先端医療支援で「お金のある人の命は輝くけれど、無い人は残念な」県政。
村岡新駅は無駄遣いの最たるもの。4分間しか駅間が無いところに、ヘルスケアの拠点をつくるために、かつて武田薬品を誘致した際の口約束を果たすためと思われる新駅誘致。地元の意見無視で勧めています。(^’^)
水道の広域化は図っていくが、コンセッション方式はやらないという姿勢。これはよかった。国の悪政の防波堤にぎりぎりなれている。箱根の県営水道は民間包括委託してしまっていますが。この件については2018年3月の木佐木議員の反対討論から引用します。
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定県第19号議案「平成30年度神奈川県水道事業会計予算」についてです。
箱根地区水道事業包括委託が含まれていますが、水はいのちの水と言われるように、とても公共性の高いものです。採算が合わないが、水道水を提供しなければならない、という社会的要請に応えるための方策として、包括委託は役立つのか。民間企業にいくら水道経営の経験を積ませても、収支が悪化し困難に直面している水道事業体の救済や支援を行うことは期待できないことは明らかです。やはり税金を原資として、公共の力で対応することが求められています。
箱根地区水道事業包括委託によって、県企業庁の箱根営業所は廃止され、その分、職員定数も削減されています。公共の力を弱めることは改めるべきです。
このような箱根地区水道事業包括委託は、第1期限りで、もうやめるべきと考えますので本議案に反対いたします。
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米軍人・軍属の薬物対応も通り一遍な答弁でした。
またしても冷たい知事の政治姿勢が明らかになった質問でした。傍聴に見えたみなさん、ありがとうございました。