藤井議員の一般質問&知事へのメッセージ&学校図書費
■主な質問項目■
【1】教育・福祉の充実と財源について
(1)県立高校予算における公費と私費の負担区分と公費予算の 増額について
ア)学校図書館図書整備費について
イ)物品購入や改修工事など教育環境整備について
(2)地域に県立高校がなくなることの影響について
(3)介護職員等の処遇改善への県の取組について
ア)介護人材不足を解消する県計画について
イ)介護職員等の給与引上げについて
(4)法人二税超過課税の活用について
【2】“住まいは人権”を貫く県政について
(1)住宅セーフティネットの中核としての県営住宅について
ア)生活困窮等への配慮について
イ)空き家対策としての入居者資格の拡充について
ウ)修繕負担区分の見直し及び浴槽給湯設備設置の県負担について
(2)原発事故避難者の生活保障について
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(1)県立高校予算における公費と私費の負担区分と公費予算の 増額について
学校図書館整備費、物品購入や改修工事などは適切な予算を確保するとの答弁。
しかし全国最低の図書費14万円(月額じゃないですよ)が、今年度予算には一校当たり約2万5千円のアップになっていました(^^♪ (共産党には本当にダイレクトな「増やしましたよ」答弁は来ませんね)でも、増やしてくれました。県立高校を視察した際、私たちに図書費が少ないと訴えられた司書さんか、司書教諭の方にお伝えしたいですね。
(2)地域に県立高校がなくなることの影響について
県立高校削減で通学時間が遠くなっているのではという指摘には、アンケートで「変わらない」という答弁がされましたが、希望するところが遠くて断念しているという背景も考えられると指摘しました。
わけても相模原市では9校のうち4校も削減されている状況を示し、削減をやめるよう求めました。
(3)介護職員等の処遇改善への県の取組について
介護人材不足の県計画があまりに現状に比べてテンポが間に合わないことを指摘し認識を問いましたが、答弁は、知事は担当局長に振って、そこを避けて行われました。
県独自の加算はやらないと相変わらずの冷たい答弁。
(1)住宅セーフティネットの中核としての県営住宅について
ア)生活困窮等への配慮について
イ)空き家対策としての入居者資格の拡充について
ウ)修繕負担区分の見直し及び浴槽給湯設備設置の県負担について
生活困窮者に関し、地方税滞納者も入居資格ありと、国基準が枠を広げてきているのに、県は相変わらず滞納者はダメと、国より冷たい答弁でした。
高齢者が入居しにくい空き家には若者単身者でも入居資格を、と求めても、相変わらず門戸は狭いまま。県民の税金で運営するのでとの答弁が相次ぎましたが、県民の税金だからこそ、困っている県民を救済する視点が必要です。
(2)原発事故避難者の生活保障について
福島原発かながわ訴訟の原告勝訴も例示しながら、原発避難者に対する家賃補助を福島県に合わせて3月で打ち切る予定の見直しを求めましたが、冷たい答弁でした。
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知事を変えなきゃなとおもわせる答弁でした。
冒頭、「卑怯だぞ」と藤井議員に投げつけた言葉を一切謝罪しない知事に、「今度も正々堂々と質問します。」と宣言して質問に臨んだ藤井議員でした。
のちに知りましたが知事は県職員には「議員の背景には県民の姿があるんだから、県民に理解されるようにていねいに答弁を書け」的なアドバイスをするのだそうです。議員の後ろに県民がいることをわかっていての暴言だとしたらなおさら一言も詫びない知事は、あまりにも幼児性が強いと言わざるを得ません。