大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

「通り魔は防ぎようがない」ではなく。

ブログコメント1

川崎の登戸…またも神奈川県内で残忍な殺傷事件が発生した…。失われた命と傷ついた多くの身体と心を思うと言葉もない。

詳しい解明はこれからだ。まだ犯人の動機もわかっていない。そんな時、Twitterで私の気持ちを代弁してくれる言葉に出会った。ご紹介したい。

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「通り魔は防ぎようがない」と嘆くのではなく「いかなる理由があろうとも暴力も殺人も絶対に許されない」態度を徹底しながら、「生きる苦しさ」が「社会や他者に対する憎悪」へと変わるのを防ぐために、私たちは何ができるのか。「憎悪」は一つの現れ方に過ぎない。注目すべきものはもっと広い。

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何でも政治につなげて論じるのは違う、という声もある。

しかし、少しでも政治が変わることで防げる可能性がひろがるならやはり政治を語らなければならない。他者の命を道連れに死を選んだ犯人に「絶望」はなかっただろうか。「憎悪」の有無はわからない。しかし「絶望」があったと想像することは難くない。

・・・・・別件で暴力で解決するということ。

暴力はいけないという日本の通念が実は尊いものだと感じた一件。

日本語教師時代、中国の学生が授業中おしゃべりしてうるさいからと韓国の学生たちが袋叩きにした事件がった。彼をかばって私のブレスレットが砕けた。ターコイズブルーのとても気に入っていたブレスレットだった。中国の学生は肋骨が折れていた。

加害学生たちは、被害学生のろっ骨が折れたのは鍛え方が足りないからだと言い放った。殴った側の言い分は「中国の学生が騒いだから」

騒いだら殴っていいのか?そんな論理を展開する彼らがとても異様にみえたが、韓国の学生たちは徴兵明けだった。(イラク戦争の最中で、いつまた召集がかかるかわからないと不安がっていた。)

考えてみれば国家が問題を暴力で解決しようとする国だ。軍隊があるという事はそういうこと。国家間の問題を最大の暴力である軍事力で解決しようというのが軍隊のある国。

省みるに日本は軍隊を放棄した国。問題を暴力で解決してはならないと決めた国。

・・・別件で児童虐待と消費税。

消費税増税を仕方ないという人が比較的いる。私は腹が立ってしかたがない。苦しい人に心を寄せてほしい。仕方ないと言っていいのか考えてほしい。

経済的格差が広がる形での増税。今でも4年連続で年収200万円以下の労働者が1100万人を越える状況。子どもの7人に1人が貧困だといわれているではないか。

貧困と虐待には強い相関関係がある、ユニセフの調査でも、国内の各種調査でも低所得層ほど虐待が多いという結果が明らかだ。

児童虐待のニュース見て泣いているだけでは、ひどい親だと親をせめているだけでは、世の中変わらない。増税させない意思と行動が必要。

・・・・元に戻って

生きていきやすい社会にしなければ。

保険料払えなくて保険証取り上げられて手遅れになって亡くなる例。老老介護に疲れて心中を図る例。病気や障がいのある子や親の将来をはかなんで家庭内で命が奪われる例…

私たちの住む国は最貧国なのか。日本はアメリカの属国だということを改めて世界に知らしめたトランプ大統領の訪日。

国家的暴力を許さないために平和憲法は守らなければ。暴力を誘発する貧困を防ぐために消費税増税は止めなければ。

戻らぬ命に哀悼をささげるとともに、少しでも早く被害者のみなさんの身体や心の傷が回復することを祈りたい。


コメント

  1. 中村 孝より

    政治とのかかわりは大きな問題でしょう。貧者に限らず、同じ日にキャリア文部官僚の覚せい剤事件、キャリアとはいえ、政権のため、国民をいじめる文部行政を強いられ、苦悶している中でのはけ口に覚せい剤があった可能性はあるでしょう。
     差別社会での苦悩が日本中を覆ているといっても良いのではないかと思います。
     紹介されている内容はそれぞれ頷けます。
    安倍政権を変えることがまずは一つの光でしょう。参院選を頑張ることが求められています。

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