資源循環局の職員さんもがんばる。
ステイホームの影響で、家庭からでる古紙古布の資源ごみが非常に増えているということが報道されています。「回収の現場は大丈夫なのかしら」と心配する白井市議と資源循環局港北事務所を訪れ、お話をうかがいました。

老若男女から寄せられたメッセージ。ここにはほんの一部。 職員さん手作りのごみ削減啓発ごみ0蔵庫
・収集104人は50人ずつ分けて時差出勤。4月10日からA,Bグループに分けて当たっている。(感染症対策のため)
・年末の最終日くらいの量がGW中に出ているこの間ほぼ3割増し(!)
体制を分けないといけないときにごみが増えて一人の量が増えているということです。
・本当に用事がある方だけに出てもらっている。「こういう時、人が増えるようなことはないんですよね…」とうかがうとうなずいておられました。
・受け入れる炉の余裕は問題ない。キャパシティはある。中継の施設があって工場から離れたところを収集している。
・港北のごみは半分は神奈川区の中継所にいく。火、土は鶴見工場に、メインは都筑の工場に。
・量が大変ということ以外には、体の負担も大きくなっている
○中国に送れなくなった件では…
・業者さんは回収をしてくださるが、ストックヤードで貯めている。横浜市の方でもHPに古布は自宅で保管してください、とお願いしている。
業者も各町内会で輸出できないとお手紙を出している。古布と古紙は町内会と業者が契約している。前提として集団回収はh25年に町内会と業者の契約になった。(私は知りませんでした!)
3月31日をもって南部方面の古紙回収業者が閉鎖 中区南区港南区西区では後継業者を探している。横浜市の方で収集業務をしながら問屋さんに卸したりしている。本局と調整して紙問屋にお願いしている、卸問屋に対応をしてもらった。今後の対応を資源循環局として検討している。
・区民のみなさんが収集員さんにお手紙をかいてくれたりしてくださるのが、身に染みる。丁寧にファイリングされたメッセージ集を見せていただきました。
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ここでも、コロナ禍の大きな影響が感じられました。どこの行政機関でも人が足りない状況が感じられます。おそらくは心身の負担が大きいなかで、感謝の気持ちを届けておられる区民の連帯感が職員さんの励みになっていることがうかがえました。
しかし、人の善意とは別な観点で、災害時でも揺るがぬ人員体制を、暮らしを守る観点で作っていかなくてはならないと感じています。
その意味で、なぜか最近メディアに維新の会の首長の露出が多いことが気になります。
維新を自民批判の受け皿にしようとしているのか。公務員バッシングを繰り返して、公務員を削減する世論を作り出した維新を私は許せないと思っています。既得権益がどうした。公の仕事に従事する人の身分を保障するのは当然のこと。国民間の対立をあおって少ないパイの取り合いをさせる、権力者が古来使ってきている国民操作の手法です。
今日は、横浜市の施設の話でした。が、神奈川県では県民10万人当たりの県職員数全国一少ない(!)ことを誇るようにIR資料(investor relations投資家向け広報活動。)つまり県債購入を検討する人に、財政状況は健全ですよとアピールする資料に記されていたことを本当に不快な思いで見たことがあります。公務員削りは国民の権利を削ること、とは特に災害時非常時に本当に実感しています。変えなきゃ、税金の使い方。