大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

臀禍

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身を捨てて笑いを取りに行く関西芸人の血…ではいないけれど、書きたくなった。今日、スーパーアピタ前のカジノ署名が実にのどかな空気の中で、気の合う仲間とのんびりたくさん集められたので、いい気持のまま、次の行動までファミレスDで1人さみしくランチ。壁際の長いソファ席。いろいろ作業をして長居したあと立ちあがるべく、テーブルから出ようとソファを横にお尻をずらしてスライドさせていったその時、体がストン、いえ、ドシンと落ちた。しりもちを思い切りついていた。特に悲鳴を上げた記憶はないけれど、「痛ぁっ!( ゚Д゚)」くらいの声は上げたはず。店員さんも遠くの席の人たちまで心配?怪訝そうにこちらをみている「大丈夫です。少しじっとしていれば…すみません…」隣のテーブルまで続くと思われていたソファが途中で切れているではないか…ぼけっと考え事していたからだ…そのあと比較的足早に20分歩いて事務所へ行って会議にも出たわけだが、今、就寝前、立ち上がるのも座るのも痛い。ひらがな一字の病気のごとく。

そして、この感覚はデジャヴ。あれだ!10年以上前、息子たちの少年サッカーのコーチとして慶応大の学生さんたちとの試合に参加するため日吉のグラウンドに同行させてもらったあの時。試合が終わって緑の芝生でボールと戯れる子どもたちをみていて、自分も蹴りたくなり、立ち上がってシュート!右脚を振りぬいた瞬間、ピキッ( ゚Д゚)!右の臀部の肉離れであった。(こんな部位の肉も離れるのか…)イテテと何日間か言い続けた気がする。寒いグランドで長い時間座って休んでいた筋肉をウォーミングアップ無しで急に動かしたためと思われる。

「まったくママの怪我ってそれ系だよねー。」と私が力なく笑っていると、娘が…

「ん?あ、もう一個ある!小さい時、家族旅行で温泉入った時にお風呂の椅子にママが座って椅子が割れてお尻のお肉がはさまっちゃったじゃん!」って15年近く前のつまんない話を覚えているんじゃない!!断じて私の重量のせいにあらず。大変老朽化した風呂椅子でありました。

基本、痛みに鈍感な私はあまり痛みで困ることはない、が、印象的な痛みのすべてがそれだった…今日の尻もちが長引かないことを祈りつつ。


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