大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

少人数学級を今こそ。二つの意見書

ブログコメント0

全国で始まっている少人数学級を渇望する声を受けて推進しようと、党神奈川県委員会の主催で「少人数学級実現の学習交流会」が開かれ、党の文教委員会の責任者 藤森さんの講演と各地の教員や保護者からの報告が効けて実り豊かでした。最新のデータでは日本が世界でもダントツ一クラスの子どもの数が多いことを立証していました。

藤森さんの話で面白かったのが、アメリカが少人数学級に踏みきったきっかけは、ソ連との宇宙開発競争でアメリカが負けたスプートニク・ショックだったということ。

注(英語: Sputnik crisis )とは、1957年 10月4日のソ連による人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げ成功の報により、アメリカ合衆国を始めとする西側諸国の政府や社会に走った、衝撃や危機感を指す

ソ連に先を越されたアメリカは、ソ連に勝つための頭脳を開発するため教育に力を入れていかなければならないという認識にたって少人数学級を推進したのだとか。

9月には文教常任委員会に共産党議員団提出の少人数学級を求める意見書を提出しました。しかし、うちの議席のないこの委員会では、すべての会派の反対で否決。10月13日本会議に対案のように自民党はじめほぼ全会派の共同提案の同趣旨の意見書が提案されました。私たちは検討した結果、共産党の意見書を引き下げて少しでも前進するならと自民党他の意見書に賛成し、全会一致となりました。ご参考までに両方の意見書を貼ります。

改めて自民案を読むと甘いなー。うちのも具体的数字がだせていなくて甘い。今日の学習で、遠慮することなく20人を求めなければと確信しました。

しかし、自民政権下の教育課程審議会会長だった三浦朱門氏が2000年に語った「出来ん者は出来んままで結構、100人中2~3人はいるはずのエリートを伸ばす。それ以外は実直な精神だけ持っていてくれればいい」という言葉を思い出す。この方の発言について調べると、体罰についても性犯罪についても目を覆うような発言が多い。人権尊重の意識がない人物を教育政策の根幹に据えてきたこの国の脱線。アメリカのいいなりなら教育でも少人数学級をまねてほしかった。人権尊重の政権への転換を!


コメント投稿フォーム
※コメントは、スパム対策のため、一度内容を確認したうえで公開させていただいています。公開まで時間がかかるときもありますが、ご了承ください。メールアドレスは公開されません。
必須

CAPTCHA