大山奈々子
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JUNKOの愛称を持つ県立病院を視察

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【県立循環器呼吸器センター(愛称ジュンコ)】は横浜市金沢区にあります。10月29日視察させていただきました。コロナの重点医療機関として4月に指定を受け、中等症の患者さんを受け入れてきました。 

●他の診療への影響は●・手術患者受け入れ停止。6月3日に再開外来診察は構造上別棟なので縮小していないが、いらっしゃる患者さんは減った。昨年の平均が一日420人だったが一時300人になり、 今で8割から85%になっている。次回診察の時期を延長したり、予約変更の電話が大変だった入院は病床稼働率が80%だったのが60,70になった前年同月比80%。

大山加藤君嶋石田 決算委員は来れず。

●財政面では●他の病院並み 3月までは少し黒字 4月以降は赤字 半年で8億円 前年比較7億9千万 減の幅も狭くなってきた。支払い診療が少なくなっていて4億6千万(補助金が入ってくると穴埋めができる)慰労金はかなりの人数が要るので申請はしたけれど支払いは1月になる。退職した方、外の病院に行かれた方などに分配が遅れた。この時期の手当は コロナを扱ってる病院に対する国の補助金の制度の範囲。県立だからということでプラスはない。

県空床補償 6000万 国の交付金 4月補正が9月になり、6月補正が10月になった。現場は負担は負わないが 病院機構が資金がないとキャッシュが入ってこないという面においては本部と需要を見込んで支払いに

永続的な支援ということはない DPCという病院会計システムに関し 丸めて病名で決まっている係数をひきあげてくれと病院協会から国に挙げている。機構本部はボーナス払うために借り入れをした。

●県に要望は● 普段からいろいろ県の職員でもあったので必要なことはこそこそ伝えたり大やけで伝えたり。N95が手に入らない 人が足りない PCR検査の募集をかけても人が集まらない。建て替えはぜひ。

●存在意義!●呼吸器で結核病棟があって感染症対策には慣れていた。県ではあり方検討委員会にかかっている。そのままペンディングになっている 今後どうなるか不安コロナ以前からこういう形でこういう病院は宙ぶらりんな状況になっている。がんセンターと合併なんて言う話もあった。感染制御室を設けている。現場をよく理解していただければストレスが多い中でも許容範囲を持った中でやれた。病院によっては今でも相当厳しい。治療やウイルスのことが分かってきて落ち着いてきた。この病院は間質性肺炎の専門医がたくさんいる。間質性肺炎はコロナと似ている、ステロイド治療が有効。横浜市で一番多くの患者さんをうけれいれている 県でも徳洲会の次。アビガンの臨床試験など治験をやっている。

●医療者の矜持●重点病院と名前を挙げられたときはやったことは使命だったなと思う。かなりなストレスだったが結核病棟があったため対応できた。クルーズ船の時に大変未知のウイルス対応が怖かったスタッフの反応と落ち着いてもらうにはどうしていったかは大変だった。クルーズ船の時はなりたくてなったわけではなく医療者の持っているものとして患者さんが何とか不安と取ってあげようと自分の恐怖と闘いながら医療者としての誇りがあった。

●苦労している点は●キツキツでやっている。感染しないよう外食も控えている。食事や日常生活について一人暮らしの男の子が大変そう。一回風邪になったら。一般方より自粛を意識している。入院患者はPCRでマイナスが出なくても退院できることになっているが、介護施設などからPCRマイナスにならないと訪問しませんといわれ、院内の一般病床で観るという事態になっている、施設でクラスターが発生しているところならうけいれてくれる。。難民になりそう。ケアマネに陰性にならないと戻せませんといわれる。ケアマネさんは責任問題もあるから慎重にならざるを得ない。

●視察して●病院が一丸となってコロナと闘ってこられている団結力を感じました。議会ではこの病院の存在意義を疑問視する発言もあったことが、現場を傷つけていました。厚労省の病床削減統廃合方針も撤回すべきです。また10年後くらいに新たな感染症がはやった時慌てなくても済むようにゆとりのある病床医療者確保を。


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