大山奈々子
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足柄上病院 視察団

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前日に引き続き、県西部の拠点病院である松田町の足柄上病院の視察には、南足柄の高田市議、松田町の寺嶋町議、大井町の大石町議、そして県議団が参加しました。

足柄上病院 牧田院長上陸したその日から患者を受け入れた今にいたる。落ち着いてきているけれどもこれまでの取り組みを見ていただきたい。と院長手製のパワーポイントをみせていただき、最新のコロナそのものの認識も深まりました。

COVID19の特徴は水分が入って重い。水分を失うと10メーター以上飛んでいく 空気感染もありうる。水分が多い。顔に触って口や顔。飛沫接触感染が大半。46%が発症する前の患者から移る。無症状から6%。つまり52%は何も症状がない人から移っている。発症2日前から発症後5日が多い。季節性は解明されず

クルーズ船は持病のある高齢者が多く難渋した。4月1日重点医療機関に指定 外来手術入院を制限。退院促進した。感染症病棟は陰圧になっている。外来縮小手術休止入院制限をおこなった。

ゾーニングは汚染エリアと清潔エリア、防護服を着脱するエリアに分ける。防護服支給もされたがごみ袋で防護服を作成。ロボット掃除機も活用。現在は通常の診療体制へ。アメリカ外科学会ではコロナの時代だから待機的な手術は先延ばしにしましょうというが、むやみに患者がいて待っているのは ほめられたものではない。

5月上旬TBSテレビで放映された。「孤独の中で闘う患者さんに寄り添えないのがつらい」

収入状況 見通しは補償分が振り込まれているわけではない。世の中が医療を敬遠している。しかし地域から応援されたと感じている。

人材確保の見込みも、当初はどんな病気かも分からない。ヨーロッパの映像が流されていたので、ドクターやナースが何人も倒れるのではないかと恐怖があった。

治療法もこういう順番でこういう風にという手法が確立された特にナースは精神的なストレスがあった。、バーンアウトされた人も。しかし、いやだというのはない採用も通常どおりする。より患者さんにいい治療をしようと。

大変な要素はたくさんあった。実際にはちょこちょこあった。一般市民も慣れてきた。

差別に関しては…当初4月のころは毎日そればかり。オタクのお嬢さんはナースしてるんでしょ。病院のそばに住んでもらってよ。入院していて退院というときにPCR検査してから帰って来いとそんな目で見られているのかな。薬局で車からでてくるなといわれた。いやな思いをしたスタッフはたくさんいた。自分が家族に移したらどうしようなどメンタルケアに臨床心理士をフル活動して悩みを精神医療センターの先生に手伝ったもらうなどしてケアした。

防護服の脱ぎ着 感染症の指定病院として奥の部屋は開けていたが通常はいない年間ひとりやふたり、久しぶりに使った。張り付いている人はいない、

体制いざというときのためのスタッフが大勢は厚くなっている。感染症指定病院マーズサーズが来たらそこに入れるというスキーム。退院転院のご苦労比較的スムーズ追い出すというわけではなく。一般病棟を使わなければならなくなったのは4月半ば以降。

足柄上は30億円入院外来の給付金は年間50億円。4月の実績は入院患者を減らしていった6割減。コロナ後の備品等は国等からでるようになった。危険手当はフル装備いくら 支給されている遡ってでている

産科はドクターなしで助産師だけの分娩問題がある分娩は小田原市立病院へ。婦人科はある。

福島大野病院産科のドクター1人2人で分娩の時に亡くなってしまった刑事事件で逮捕されてしまった。地域ごとに産科のドクターを集めよう 小田原市立病院。コロナになって妊婦さんが敬遠してこなくなったというのもあるが、小田原市立病院に本当に一本化しよう。しばらく休止。今後どうしていくかそういう状態。婦人科ドクター非常勤週に2,3回東海大や小田原市立病院

足柄上保健所でPCRセンター(県医師会が郡市医師会と連携して運営)

街のクリニックに来てコロナのチェックした方がいいのではとなって陽性なら上センターに届けてうちにとる。小田原市立病院との連携。地域にあることの安心。

雨漏りはなんとかしてほしい。・・・・・・

以上、聞き取ったことをだらだら書きましたが、高い緊張感のもと、陰圧室や防護服など工夫を凝らしながら努力してこられたことがみてとれました。産科のなり手が少ない問題は全国区ですが、神奈川県もご多分にもれず産科を有する病院が足りません。県西の拠点病院にないのはやはり不安です。


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