平塚盲学校聾学校舞岡分教室
今日は特別支援教育デー。かねてより訪ねないといけないと思っていた平塚市にある県立盲学校聾学校と横浜市にある保土ヶ谷養護学校の舞岡分教室(舞岡高校の空き教室を使った分教室)
盲学校と聾学校はお向かいに位置していて、片や老朽化が激しく、耐震化工事のためプレハブ校舎になっていました。聾学校は素敵なデザインの木の校舎。それでも雨漏りがするといい、県立学校の老朽化問題はどこでもついて回ります。
この二つの学校について私が認識を新たにしたのは、どちらも相模原支援学校を除けばずっと県立では唯一の盲、聾学校だったっということで、どちらにも寄宿舎があって、対象とする年齢が幼児期から成年まで幅広な児童生徒がいるということ。盲学校では幼稚部小学部中学部高等部があり、高等部の中に普通科や保健理療科があり、あんま・マッサージ・指圧師の国家試験受験資格をとります。このほかに見え方の木になる子を対象に乳幼児教育相談を行います。
聾学校でも小学部中学部高等部に加えて専攻科を有し専攻科ではテクニカル系アパレル系情報応用ビジネスに理美容など多彩な専門課程を持っています。校内にみられる多彩な工夫に目を奪われました。視察には教育委員会も同行いただいたので、学校としてはなかなか実情を率直には語れない状況下ではありましたが、それでも、学校に必要な備品を買うにも予算がない状況、図書費もご多聞に漏れず悲しい状況がくっきりわかりました。視覚障害聴覚障害者にとって貴重な貴重な存在意義をもつこれらの学校がそのポテンシャルを十分発揮できるよう求めて行きたいと思います。
盲学校を見ていた時、私に視覚障がいのことをいろいろ教えてくださった亡き全盲のSさんのことを思っていました。メールでやりとりできたのです。盲学校の先生もつとめておられ、東横線にホームドアの設置を求める運動の時本当にお世話になりました。視覚障がい者の権利擁護のために運動をつづけてこられたSさんのバトンを私たちも受け止めたいと思います。
分教室のことは追って書きます。一言ではとても…