大山奈々子
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フードバンク横浜の取り組みを学ぶ。どんどんひろがる支援の輪

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港北区で、コロナ禍で困窮する方々のお役にたてればと、食糧支援に取り組む方々がいらっしゃいます。

一方、私は、生活福祉資金が不支給でどうやって生きていけばいいのかという方々に、生活保護制度をご紹介することと合わせて、フードバンク横浜を紹介させていただいていました。食料を受け取った方もいらっしゃったと思います。

先日、シングルマザーの知人が、失業して鬱状態になった時にお世話になったと、フードバンク横浜の支援を受け、その作業を手伝う中でメンタルが復活したという話を聴きました。昨年末、食糧支援に取り組んだみなさんが次回にむけて取り組みを学びたいということで、その知人に紹介していただき、フードバンク横浜がおこなう定例のフードドライブの場を7日、訪れました。西武東戸塚店です。「フードドライブとは、ご家庭や職場で余っている食品・食材を集める活動です。集めた食品・食材はフードバンク横浜による食困窮者等への食糧支援活動に使わせていただきます。ご家庭や職場にある賞味期限1カ月以上の食品をお持ちください。」とのこと。

こちらがHPです。

・定期的にデパートの一角で食品集めをしている。継続は力なり。事務所が留守でも事務所に置いていってくれたりする。

・フードバンクはアメリカから入ってきた。個人からだけではなく企業も協力してくれる。日本の企業は余ったものをくれるところが多いが、外国の企業は例えばクリスマスならクリスマス用のものをとどけてくれる。寄付の文化がある。10tトラックで運んでくれるところもある。車を一台寄付してくれる会社もあった。

・地域の人も野菜をどっさりもってきてくれたり、いろいろな形で協力をしてくれる

・月一回やり続けないと。初めは机一つだったが今ではこんなに持ってきてもらえる

・正直、もらえればいいという甘えた考えの人もいる。そういう人には自立をうながす。

・最初は品物を届けに行ったがやりきれなくて必要な人には足を運んでもらっている。

・食品を配る方のフードバンクは事前予約制で渡す。シングルマザーをターゲットにしている。困っている人はたくさんいるから漠然とやってもだめだ。

・ホームレスの人をターゲットにすることもある。

・ボランティアは100人を数える。助けてもらった人が今度は助けたいと来てくれることも。

・行政はなかなか助けてくれなかったが今は向こうから連携しようと言ってくれる。内閣府からも支援してもらっている。

・勉強の方法を知りたいという声があった。貧困の連鎖を断つために無料の塾を行ったりもしている

・扱うものは最初は食品だけだったが今では日用品や衣類もうけれいれている。

・賞味期限まで2か月以上のものと言っているが、賞味期限が切れていても、切れていることを了解している人に持って帰ってもらえばいい。

・サッカーのチームも連携してくれている

・学生のさんのなかには単位を取るための経験と一回こっきりの参加の学生が多い中で中国の学生さんは一年手伝ってくれた。

・食糧支援するなら品物がたくさん入った時にご連絡できますよ。

これらのお話をうかがう間にも10分間隔くらいで食糧を持ってくる方、カンパを寄せられる方。この場所を目指してくる方がいらっしゃいます。今は亡き副理事長さんが生活と健康を守る会の会員さんだったのだと。私たちもよく生活保護行政でいろいろご意見を聞く会です。理事長さんも生活保護申請の窓口に付き添ったことがあるが、申請者によると一人で窓口にいくと役所が上司の居留守を使って追い返されていたのに、生健会の方が同行するときちんと対応してくれるとか。困った人に寄り添いたいという思いの方々に支えられた活動です。

理事長さんのお話は、5年の歴史の中でどんどん枝葉を茂らせて大きな幹として成長を続けておられるこの活動の魅力に満ちていました。もちろんご苦労もあったに違いないのですが、生き生きとした語り口からは楽しんで活動されている充実感を感じました。


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