大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

子どもの日であってほしい。

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一度はこのテーマで書いてみたいと思っていました。考え抜いて表記を選んでおられる方もいらっしゃると思います。

特に考えて書いていない方もいらっしゃると思います。私は大切な問題だとおもうので取り上げます。

国語教師の方のブログに簡単なまとめとしては次のように書かれています。

子供」=文部科学省が推奨している表記。公用文や報道関係は原則これを使えば問題ない。

子ども」=法律文でよく使われる表記。差別的な要素を排除するために生まれた書き方。

こども」=「子ども」をさらに柔らかくした表現。「こどもの日」など限定的な使い方のみ。

しかし、加えて、私が知りえたことをご紹介したいと思います。

●何人かの方が、共産党の見解はおかしいという文脈の中で赤旗の表記について揶揄的に言及されている、その、党の見解の引用文。

私たちは、ただ単純に当て字だからとして「供」という字を使わないのでは
ありません。民主主義と人権の運動のなかで子どもは、戦前のように、おとなの
「お供」でも、神仏の「お供え」でもない、人権を持った人間だという考えに
もとづいています。
 「しんぶん赤旗」でも以前は、「こども」と表記(「子供」表記も)していま
したが、ひらがな表記だと、文章のなかで埋没しやすいためもあり、70年代後半
から「子ども」という表記をしています。これは「人権を持った人間だ」という
世界史の流れにもそった考え方も背景にあると考えています。

●2010年くらいだったか、新横浜子供会のメンバーが小学校の校長先生と懇談した際に、今では教育界では子どもの人権を尊重する観点で「子ども」を使うのだと聞かされたという。会長の提案で名前の表記を変えることになり、銀行通帳まで変えて「子ども会」という表記に変えたということがあった。

●2013年第二次安倍内閣発足後、文科省は「子供」という表記に変更

●このころの議事録で、日本会議派の議員が「子ども」では幼稚な印象もあると述べ「子供」と表記すべきではと議会でとりあげていた。

●神奈川県の行政文書では国関係の法令名などは国の表記準じ、県独自の組織名や行事などは「子ども」と表記している。

問題はもっと本質的なことであって小さなことをごちゃごちゃいうな…という言い方で片づけるには考えさせられる背景を持つのです。


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