第二回定例会終了 議案に対する姿勢と意見書など
5月から続いていた第二回定例会が終わりました。途中で協力金などの対応で何度も臨時の日程が組まれました。コロナ禍で議会を縮小したり休んだりする議会もあるなかで神奈川県議会は頑張ったなと思います。その分、対応される行政側は大変です。
今年度は昨年の国政調査の結果を受けて議員定数等検討委員会が持たれます。私は委員になっていますので、昨日その会議が持たれました。今後、人口減のところを合区にするかなど検討していくことになります。
また、新型コロナウイルス特別委員会も開催予定が示されました。皆さんの感じておられる課題をお寄せください。労働や医療など部局横断的に審査できる特別委員会です。
さて、先日は君嶋議員が協力金を巡って反対討論に立ちました。この間協力金には賛成してきましたが、なぜ反対したかというとまん延防止等重点措置の延長にともない酒類提供を全面停止、なんて厳しい要請をしながら、免除する条件にマスク飲食実施店認証制度という知事推奨の事業者にも行政側にも負担になる制度を持ち込んだことに対する抗議です。
そして今日もいつものようにすべての会派が賛成して議案は可決されたのですが、私たちは賛成してはいけない2議案があったので反対しました。上野さんの反対討論をお読みください。
今回、印象に残ったのは、否決された請願一件です。
●「委員会の終了後、傍聴者傍聴者に配布された資料を持ち帰ることができるようにすることを求める請願」です。写真の議会運営委員会に付議されて、うち以外すべての議運の会派の反対で否決されました。これはせっかく作った紙の資料を何の理由があって持ち帰らせないのか。別の情報センターなどで閲覧できるからって…何を勿体つけているのかなと思わざるを得ない。私が候補者時代傍聴していたころは質疑を聞きながらメモを取ってもそれを持ち帰れないことに苦労しました。
●共産党提出意見書3件がいつもの通り否決されたのがまたも残念でした。一つ目は国民の6割近くの願い「東京オリンピックパラリンピック開催の中止を含めた検討を求める意見書案」
国会で野党共闘で提出した法案「LGBTの差別解消に関する法律の成立を求める意見書案」そして命に直結「後期高齢者の医療費窓口2割負担化の凍結を求める意見書案」
きわめて道理がある意見書たちだと思いますがこれをいとも簡単に否決する議会。いや、LGBTは共産党以外に神奈川ネットが賛成してくれました。他の「野党」…