大山奈々子
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県立高校三校一分教室を回りました

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緊急事態宣言解除目前の9月末、港北区内の3校、新羽、港北、岸根の三校を回り、諸課題について学校現場の声をきかせていただきました。そもそも、この間、視察はコロナ禍でご遠慮くださいという空気がいろんな場面で言われてきました。けれど今こそ学校現場を見なければなりません。

ちょうど、港北区で教育問題についてアドバイスをいただいている元小学校教師のO先生から、学校訪問を提案されたことからでした。日本共産党国会議員団文部科学部会『デルタ株による事態急変 学校の夏休み明けにあたっての緊急提案』を持って、まず白井市議は小中学校、私は県立高校を回ることにしました。特別支援学校も行きたいと思います。

お約束もしないで訪問しましたが、折よく校長先生たちにお話をうかがったり、校内を見せていただくことができました。教職員のみなさん、ご対応ありがとうございました。

授業時間内に行ったのですが、どこの学校も分散登校中でさみしい校内でした。オンライン授業に関しての混乱は昨年のうちに何とかなれたという意味では共通した状況ではありました。

新羽高校
港北高校 O先生と
校名板すらなかった分教室 やっと設置してもらえました。

・一人一台パソコンが整備されたが、7~8割の子の端末はスマートフォンだということ。(家にあっても、自分が自由に使えるPCを持っている子は少ない)

・オンライン授業のために板書に工夫をされている様子 (黒板いっぱいに書くとカメラに入りきらない)

・家庭環境で自宅でのオンライン学習が無理な場合、学校に来て授業に参加する教室が用意されていること. (親もリモートワークをやっているとか、一人になれる場所がないなど)

・学校での感染について保健所に連絡しても保健所が一昨日分の案件を処理しているさなかだという状況もあったということ。

・ICT支援員の方が学校のHPの更新など担っていただいているとのこと。(でも4校に1人の配置なのでうちにはいないという学校もありました)

・分教室(特別支援学校が課題規模化し、高等部知的障害の子たちが、高校の空き教室を借りている形態)では、5年前にうかがったときより、間借りしている高校の子たちとの交流が少し進んだということ(分教室の子たちがダンスに力を入れて大会で好成績を残し、その姿が県立高の高校生にも感動を呼んだ)

・保健室と職員室が同じ部屋にある事を指摘してきたら壁が作られたが、6教室目が一つ確保されたことによって、感染した子をそこにいてもらう部屋にできた。(やはり職員室と同じ部屋というのは何かと問題だと感じました。)

・以前、高校の卒業式におまねきいただき、分教室の生徒たちの卒業式の日を高校側が知らなかったことに衝撃を受けましたが、今回校長先生の手帳にスケジュールが併記されているのもみせていただき、少しは交流が進んだと思いました。

・しかしやはりチャイムは高校が主体だということ(カリキュラムが違う分教室の子たちのチャイムはない。別なチャイムが聞こえてきても気にならないようです。と以前聞いた先生の声は代表質問で紹介しました。)

・やはり根本解決としては特別支援学校の新整備を急がなければ!


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