県議会第三回定例会前半終了 もはや驚かない意見書採決
この2週間だけでも・常任委員会・特別委員会・臨時会・議会改革検討会議・議員定数等検討会議・決算特別委員会などが続きました。10月最終週一杯予定されていた決算特別委員会は衆院選シフトで11月に先延ばし。選挙にかける自民党の意気込みの表れか。
15日には第3回定例会が閉会。私たちは通常の住民税プラス特別税で徴収されている水源環境保全税の延長議案に反対しました。本来なら一般財源に位置付けるべきと。（私たち横浜市民は「森林環境譲与税（国）・水源環境保全税（県）・みどり税(市)」の環境税が住民税に上乗せして徴税されています。
■ＩＲ推進関連法の廃止を求める意見書（案）･･･〈抜粋〉 （略）･･･カジノは、ギャンプルに負けた人のお金が事業者の収入となることから、人の 不幸の上に成り立つ事業である。･･･（略）･･･さらにギャンプル依存症の増加、治安の悪 化などの悪影響を考えると、カジノを含む統合型リゾートの推進はやめるべきである。 よって国会及び政府は、ＩＲ推進関連法を速やかに廃止されるよう強く要望する。
●注目●共産党県議団が出した3本の意見書案のゆくえ。
［審査結果］👉 自民・公明・県政・立民・民主の反対により否決！
カジノ署名の共闘相手だった神奈川ネットは当然賛成してくれました。
私は政調会長として意見書をめぐり他会派に働きかける役割を担います。立民にIRの意見書を持っていくとき横浜市長選を闘った議員が相手だったので「一貫してカジノに反対してこられたそうですからぜひご賛同ねがいます」と伝えました。苦笑されていました。そして結果は否決。
…某情報通と対話 「なんであんなに自民党いいなりなのかな？」「副議長職が欲しいらいしですよ」
共産党が野党共闘で政権交代を果たした際、閣外協力をと言われ、了承した件で、志位委員長が「大臣のイスが欲しくてやっているんじゃない」といったことが報道されていますが、私たちは地位や名誉は求めていませんので、そういう政党としては、国政での党の姿勢と政策的に齟齬があっても最大派閥に追随する姿勢は理解しがたい。
■消費税におけるインボイス制度（適格請求書等保存方式）の実施中止を求める意見書（案） ･･･〈抜粋〉 （略）･･･2019 年 10 月の消費税率 10％への引き上げと複数税率の実施が、景気悪化と事 務負担の増加を招き、･･･（略）･･･更にインボイス制度が導入されれば･･･（略）･･･500 万 を超える免税事業者が取引から排除されるおそれがある。 よって政府は、中小・小規模事業者の事業存続と再生、ひいては日本経済振興のために、 2023 年 10 月からの消費税におけるインボイス制度の実施を中止されるよう強く要望する。
［審査結果］👉 自民・公明・県政・立民・民主の反対により否決！
■コロナ禍による米の需給緩和・米価下落への対策を求める意見書（案）･･･〈抜粋〉 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う観光業や飲食店の自営自粛や事実上の休止により、 国産米の需要は減少に歯止めがかからず過大な在庫が生じている。･･･（略）･･･ よって政府は、コロナ禍というかつて経験したことのない危機的事態の中で、農業者の 経営と地域経済を守るため、米価下落に歯止めをかけ、需給環境を改善するため、従来の 政策的枠組みにとらわれない対策を講じられるよう強要望する。
［審査結果］👉 自民・公明・県政・立民・民主等の反対により否決！
なお、この意見書が否決されたとき、自民党席から「立民、賛成してやれよ！」のヤジ。勝ち誇ったようなヤジでした。市会の変化の好影響が感じられない県議会（泣）
＃比例は共産党 ＃長いものに巻かれない共産党
衆院選、参院選を経て気づくと目の前に地方選、みたいなスケジュール感です。議会のリアルは私たちが語らない限り、明らかにはなりません。
私は有権者に誠実でありたい。語らないことによって有権者がミスリードされるのを黙認はできません。議員には議会の決定をお知らせする義務があります。なお、可決した意見書や陳情請願は広報紙などで明らかになります。本来、所定の手続きを経て提出された県民要望はすべて掲載されるべきでそれも求めているのですが。
